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Contents
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ストレス雑学
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ストレス関連疾患
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ストレスとストレッサーの関係
自己への気づき[ストレス状態に気づく] チェックリスト メンバー限定
ストレスは人生のスパイス
パーソナリティーとストレス チェックリスト メンバー限定
ストレスのあらわれ方
ストレス耐性を高めよう チェックリスト メンバー限定
ストレスとからだの関係
エゴグラム[自己理解/パーソナリティ分析] チェックリスト  
7:ストレス関連疾患
ストレスがもとになって起こる病気は数多くあります。むしろすべての病気はストレスと多少なりとも関係があるといってもいい過ぎではないかもしれません。身体的ストレスは過労や体調の変化といった形で影響してきますし、精神的ストレスは昔より「病は気から」といわれるように深くかかわっていると考えられています。

また、こころの病気もストレスを契機にして発症することがあります。ストレスと密接な関係があることが知られている健康障害を一括して特に「ストレス関連疾患」と呼ぶことがあります。
ストレス関連疾患には以下にあげたものが含まれています。

T.心身症群
胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、過敏性大腸症候群、神経性嘔吐、本態性高血圧、(神経性)狭心症、過換気症候群、気管支喘息、甲状腺機能亢進症、神経性食思不振症、片頭痛、筋緊張性頭痛、書痙、痙性斜頸、関節リウマチ、腰痛症、頸肩腕症候群、原発性緑内障、メニエール症候群、円形脱毛症、インポテンス、更年期障害
U.神経症群
心臓神経症、胃腸神経症、膀胱神経症、神経症、不眠症、自律神経失調症
V.うつ状態
神経症的抑うつ状態、反応性うつ病
W.その他
神経性〇〇と診断されたもの
 
この他にも独立した病気としてではなく、主に精神的な病的状態といえる、職場不適応や燃えつき症候群などといったものもあります。ここでは特にストレスで問題となるいくつかの病気や状態について紹介します。

(1) 心身症 心身症はよく精神病と混同され、精神に異常をきたした病気と勘違いされがちですが、正しくは、「身体症状を主とするが、その診断や治療に心理的因子についての配慮が特に重要な意味をもつ病態」と定義され、こころに何らかの要因があって、からだの症状が前面に現れた病気に付けられた総称で、ひとつの独立した病名ではありません。

これらの中には先にあげた病気の他に糖尿病や夜尿症、アトピー性皮膚炎、眼精疲労、月経困難症など多くの病気が関係してきます。

心身症にかかっている人はストレスや心理的要因をはっきりと自覚していないことも多く、単に身体的症状のみを気にして病院を訪れることもあります。
(2) 神経症 いわゆるノイローゼのことですが、その主たる症状である不眠や不安感、抑うつ感、いらつき、疲労脱力感といった自覚症状はだれでも多少なりとも感じるものです。神経症は、これらが過剰にあらわれ、仕事や社会生活など通常の生活に問題が生じるようになったものをいいます。

例えば、心臓の鼓動が普通より早く感じられ、いつ心臓が止まってしまうかという不安をぬぐい去れず、そのことばかりが頭から離れないために日常生活に支障をきたしてしまうものを特に不安神経症と呼びます。

最近では、急に不安が高まって、人混みの中に出たり、家から出ることさえも恐ろしくなってしまうパニック症候群が話題になっています。神経症の人は身体的に異常がないために、「仮病」とか「根性がない」などと誤解される傾向があり、その辛さを理解してもらえないためにますます悪化していくこともあります。
(3) 抑うつ状態 抑うつ状態は朝から気分がすぐれず、何事にも意欲がなくなり、物事を悲観的にばかり考え、判断や決断ができにくくなります。疲れていても熟睡できない、食欲などがない…といった症状があらわれます。このような症状を自覚すると、やがて「自分はダメだ」「生きている望みもない」などと考えてしまいます。このような人は周りから「怠けている」とか「努力が足りない」などと思われて、「しっかりしろ」とか「もっとがんばれ」などと励まされ、そのことがかえって重荷となって、ますますうつうつとしてしまうことが多々あります。むしろ十分な休養や療養が必要とされる状態と考えられます。
(4) 燃えつき症候群 全速力で突っ走って、心的エネルギーを使い果たして灰のように真っ白に燃えつきて無気力になってしまうような状態を燃えつき症候群と呼んでいます。仕事に打ち込んでも期待する成果が得られず、失望してしまう場合や、壁にぶつかって大き過ぎる目標に押しつぶされてしまう場合に起こります。有能で上昇志向の強い人や仕事中毒の人、頑固で周りを無視して突っ走ってしまう人、世渡りがヘタな人などは要注意です。このような人は慢性的にエネルギーを使い過ぎた結果、極度の心身の疲労と感情の枯渇を起こし、自己卑下、思いやりの喪失などが見られ、不安やイライラ、悲哀感、自尊心の低下といった情緒的ストレスや上気道感染、息切れ、胃腸障害、頭痛、睡眠障害といった心身症的症状、夫婦間や家族間の問題などが生じてきます。
(5) 職場不適応

職場や心身の病気、家庭の問題などがもとで、職場にうまく適応できなくなり、事故を頻繁に起こしたり、出社拒否や無断欠勤を重ねていくような状態を職場不適応と呼びます。職場側の要因と個人側の要因とが合わなくなることが原因で職場への適応が困難となりますが、しばしば抑うつ症状や心身症の症状を生じることがあります。職場不適応には、まじめ人間タイプとドロップアウトタイプの2つの型があります。

  1. まじめ人間タイプ
    責任感が強くまじめで几帳面ですが融通性に欠け、人付き合いは下手、趣味といえば仕事、というような人が中間管理職に昇進した時などに起こります。リーダーシップが発揮できず、上と下の板ばさみになったり、実績が上がらない同僚が先を越して昇進したりすると、自分の立場や将来が不安になり、自己嫌悪や劣等感により出社することが怖くなります。

  2. ドロップアウトタイプ
    お人好しで消極的、自主性や社会性が不十分の人や、気ままで意志が弱いが自尊心は強く、協調性に乏しく挫折体験が少ない人などに多く見られます。職務能力、体力、職場の人間関係などで同僚より劣る時に、自分の職務を果たせなくなりイライラしたり、孤立感を募らせると、生活リズムが変動し軽微なからだの変調を契機として欠勤するようになります。出勤しようという気持ちは強く、夜になると明日からは出勤しようと心に誓いますが朝になると出勤することが辛くなったり、長期欠勤しても内閉的、投げやりな態度を取るなどの特徴があります。
(6) 精神疾患との違い 精神疾患もストレスによる心身症などもこころのケアが必要となりますが、精神疾患はストレスのみで起こるわけではありません。また、心身症や神経症が悪化して統合失調症などになることもありません。これらはまったく異なった病気で、別のものと考えて対処する必要があります。精神疾患は病院での治療が絶対に必要ですが、ストレス関連疾患は周りの対応やストレス軽減の対処などが重要となってきます。

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