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突然死とは、発症から1週間以内に亡くなることを指します。
その中で、休日不足や長時間労働による疲労の蓄積や働き過ぎが原因で起こる突然死を過労死といいます。
過労死が社会問題となる中、1991年(平成3年)に現厚生労働省が壮年期死亡の実態調査を行いました。それによると、30歳から64歳までの壮年期に死亡した人のうち、8人に1人は発症から1週間以内に亡くなった突然死だったそうです。特に、50〜60歳の働きざかりの男性が目立ちました。
死因の内訳は、心不全や心筋こうそくなど心臓の病気が過半数を占め、次いで脳卒中が3割強という結果でした。特に原因不明の心不全が全体の3割以上を占めました。
注目したいのは、全体の72%に高血圧症などの既往症があったということです。さらに詳しく調査してみると、生前家族に何らかの異常を訴えていた人が65%に達していました。その異常は、全身のだるさや疲労感、胸痛、冷汗、息切れ、首や肩の凝り、手足のしびれ、頭痛などだったそうです。
このような症状があらわれたら無理をせず休養をとることが必要です。「突然死」というと、ある日突然に死んでしまうようなイメージがありますが、その多くは事前に防げるものなのです。
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