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ストレスと上手につき合う認知行動心理学
INDEX
ストレスへの対処
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自動思考に挑戦するコラム
認知行動心理学とは
自動思考に代わる考えに気づくポイント
視野を広げよう
認知行動心理学の自己学習〔セルフラーニング〕
自動思考とは
コラム集〔こころの柔軟体操〕
認知の歪みに気づくパターン
 
11:コラム集〔こころの柔軟体操〕
→スランプの正体  →自分の“症状”を“診断”しよう  →スランプ症状を知る  →変化を取り入れ、気分を一新しよう  →自信をつけよう  →自信を取り戻そう  →こころに弾みをつけよう  →こころにメリハリをつけよう  →マイナスイメージを一掃しよう  →頭の息抜きをしよう  →自分の良い点を見つけよう  →スランプ体質を改善しよう
自信を取り戻そう

◆やさしいものから着手しよう

ひところ甲子園をわかせた池田高校の蔦文也元監督の指導方法には、なるほどと思える知恵が隠されています。たとえば、バッティングは抜群に良く、守備が下手という選手がいると、その選手には、守備のことをうるさく言わずに、もっぱらバッティングの練習をさせます。また反対にバッティングはダメだが守備が上手な選手は、そこをほめてやりさらに堅実な守備を目指させます。すると不思議なことに、守備の下手だった選手がいつの間にか上達し、打てなかった選手も打てるようになるといいます。自分の得意なことに引っ張られて、苦手なものも伸びてくるというのです。こうした現象を、心理学では“波及効果”といいます。

スランプに陥っている人は、何らかの行動を起こして失敗し、臆病になってしまっていることが多いのです。自分がダメだと決め込み、挑戦する意欲を失い、ますます悪循環にはまっていきます。ですが、この“波及効果”を利用すれば、スランプなど、たちどころに吹き飛ばしてしまえるのです。

スランプを感じたら、まず自分の得意なことをやってみましょう。得意なことをやって、小さな成功体験を味わっていくうちに、だれでも「オレってけっこうできるじゃないか」「もう少しがんばってみようか」と、思えるようになります。そうしたらしめたものです。いままで漬物石のように頭の上に乗っかっていたスランプが、一気に吹き飛んでいきます。大切なのは、どんなに小さなことでもいいから成功体験を持つということなのです。

「これだけは人に負けない」というものがあれば、それを実行すればいいのです。小さな成功体験で得た満足感が、“スランプ思考”を簡単に断ち切ってくれるのです。失った自信を取り戻す、もっとも手っ取り早い方法といえます。


◆得意なことからやってみよう

いきなりどでかい成功を目指すのではなく、まず自分にできることからやってみましょう。小さな成功体験を積むことで、小さいながらも満足感が得られます。それがスランプ脱出の糸口になってくれるのです。逆に、無意味な挑戦を繰り返していると、連続した失敗体験が、こころの落ち込みを増幅させてしまいます。

こんな実験があります。予備実験としてカタカナ5文字を与え、それを入れ替えて何か言葉を作らせます。たとえば「ウイゾレコ」→「レイゾウコ」というようにです。つぎに本番実験にはいり、「制限時間10秒以内で答えがわかったらボタンを押して答えてください。答えられなかった場合には、電気ショックを与えます」といって、たとえば「ミハカレサ」のように、どう組み替えても答えの出ない問題を出します。そして10秒後、弱い電流を流します。これを20回ほど反復すると、ほとんどの人がまったくやる気を無くしてしまいます。そして次にちゃんと答えのある問題を見せても、無気力の固まりになってしまって、解こうとはしません。

やる気を復活させるには、有効なヒントを与え、電気ショックを経験せずに成功するという経験をさせます。するとまた、ボタンを押し始めるようになります。この実験は、連続した失敗体験はこころに悪い影響を与え、逆に連続した成功体験はよい影響を与えるということを証明しています。

そこで、スランプに陥って何もする気が起きないなら、やらなければならないが苦手なことを点数化してみます。そして、できそうなことからやってみるのです。たとえば、人と会って営業の話をするのがもっとも嫌なら10点。電話で営業するのならそれほど嫌でもないから6点。デスクワークは気を使わなくてもいいのなら3点。また商品企画を考えるのがいちばん好きなら1点という具合です。そしてまず1点の仕事からこなし、次に3点というようにやっていけば、小さな満足感が得られ、スランプ脱出の階段を昇っていくことができるのです。
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