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こころの健康診断
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ストレスと上手につき合う認知行動心理学
INDEX
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自動思考に挑戦するコラム
認知行動心理学とは
自動思考に代わる考えに気づくポイント
視野を広げよう
認知行動心理学の自己学習〔セルフラーニング〕
自動思考とは
コラム集〔こころの柔軟体操〕
認知の歪みに気づくパターン
 
11:コラム集〔こころの柔軟体操〕
→スランプの正体  →自分の“症状”を“診断”しよう  →スランプ症状を知る  →変化を取り入れ、気分を一新しよう  →自信をつけよう  →自信を取り戻そう  →こころに弾みをつけよう  →こころにメリハリをつけよう  →マイナスイメージを一掃しよう  →頭の息抜きをしよう  →自分の良い点を見つけよう  →スランプ体質を改善しよう
頭の息抜きをしよう

◆一時的に棚上げしよう

仕事や勉強など、なにかをやっていて、次のアイデアなり糸口が見つからないとき、あなたはつぎのどちらの行動をとるでしょうか。どんなに詰まろうとも、「なにクソ」と先へ進もうとして粘り強く頑張るでしょうか、それとも「まっ、いいか」とアッサリ飛ばしてしまうでしょうか。

一見、前者の「なにクソ」の方が、仕事でもなんでも、グングン成長していきそうに思われますが、「下手な考え休むに似たり」ということわざがあるように、ウンウンうなっているのは、休んでいるのと同じです。休んでいるどころか、どんどんマイナスの方向へ落ち込んでいきます。実は、後者の「まっ、いいか」の方が、スランプ脱出という観点から見ると望ましいのです。

もちろん、「まっ、いいか」とあきらめてしまえといっているのではありません。行き詰まったら、スパッと一時中断してしばらく休みます。そしてまったく別のこと、いまやろうとしていることとは無関係のことをやります。つまり、自分がいま抱えている悩みや問題を一時的に棚上げしてしまおうというわけです。たとえば仕事や勉強で行き詰まったら、好きな趣味に時間を使ってもいいし、遊んでしまってもいいでしょう。とりあえずは、気になっていることをきれいサッパリ忘れることです。

ただし、問題はその中断の仕方です。どうして困ったのか、なぜ行き詰まったのかをはっきりさせておくことが大切です。ある人は、文章などを書いているときに詰まってしまうと、段落の切りのいいところでやめるのではなく、次の書き出しを少しでも書いてから中断するようにしておくそうです。こうしておくと、次に作業にかかったときに、自分がどこで悩んで書けなくなったのかがよくわかり、次に何を書こうとしていたのかがよくわかります。これは原稿に限らずどのような仕事でも同じです。

また、作業中に思いついたことをメモしておくことも重要です。なかなかいいアイデアが浮かんでこない時、明日にしようといって中断したのはいいのですが、翌日になったら、昨日は何を考えていたのかまったく思い出せない、ということがあります。思いついたことをメモしておけば、それがキーワードになってどんなことを考えていたのかわかります。走り書きしたメモなども、ゴミ箱に捨ててしまうのではなく、一緒にとっておくと、何らかのヒントになる場合も多いのです。

1日の仕事の流れを考える場合でも同じです。ビジネスマンなどでよく、「今日の予定」としてその日にやるべきことを書き出している人がいます。几帳面で、決して悪いことではないのですが、問題は、どこか1つの項目で問題が発生したときです。たとえば3つ目の項目で行き詰まってしまったとき、それが解決しないと4つ目以降の仕事にも移れないという人がいます。

これでは、せっかく「今日の予定」を書き出しても意味がありません。とりあえず行き詰まった3つ目は棚上げにして、中断してみます。そして4つ目に進む柔軟性がある人こそ、スランプ知らずで、仕事ができるのです。


◆ダジャレを考えよう

あなたのまわりに、人が何人か集まれば、いつもダジャレを言っている人が1人や2人はいないでしょうか。そのダジャレがウケようがウケまいが、どんなことでもダジャレを交えないと気がすまないのです。周りから、「またか」「いい加減にしろ」などと白い目で見られていることは、百も承知ですが、そんなことは気にもかけません。

本人は、ダジャレを言うこと自体が楽しみなので、気づいていないことが多いのですが、実はこれも悩みを一時的に棚上げする一つの方法なのです。ダジャレを考えることで、無意識のうちに頭を切り替えているわけです。つねに頭が回転しているので、悩みを持ち越しません。もちろん、たとえスランプに陥ったとしても、その状態が長続きしません。他人を辟易させる悪いダジャレグセも、スランプ脱出という観点から見れば、むしろ奨励したいクセなのです。

このダジャレによる一時棚上げ法のポイントは、人を笑わせようとは思わないことです。ウケなくてもいいから、とにかく考えることです。頭を瞬間的にダジャレに集中させることが、頭の息抜きにもなるのです。 

同じような方法として、電話番号からゴロ合わせを考えるというのもあります。友だちやあるいは得意先の電話番号のゴロ合わせを考えるのです。仕事に疲れたとき、デスクの引出しから人の名刺を適当に取り出し、電話番号を眺めては、ゴロ合わせを考えてみるのもいいでしょう。


◆「気晴らしボックス」を作ろう

仕事のことや会社のこと、友だちのこと、あるいは恋愛のことなどで悩みがどうしても頭から消えない、ほかのことをやろうとしても気になって手につかない、このような状態の打開策として、「気晴らしボックス」を作ってみましょう。

自分にとって気晴らしになるようなことを1つずつ書いたカードを何枚か作り、それを箱の中に入れておきます。「ショッピングに行く」「散歩に行く」「デザートを食べる」「友だちと長電話する」「パチンコに行く」…など、なんでもいいので、自分が気晴らしになるようなことを片っ端から書いておくのです。悩みが消えないときやスランプに陥ったときなどは、その箱の中からカードを1枚引き、とりあえず、そこに書いてあることを実行するのです。

「気晴らしボックス」をうまく活用するために大切なのは、引いたカードに書いてあることが、たとえあまり気が進まないことであっても、とにかくやってみることです。「この箱の中には、自分の好きなこと、楽しくなれることがいっぱい入っている」と考えて、とにかくカードの内容に集中します。ただカードに書く内容は、「映画を見る」というように、電車に乗って遠くまで出かけなければならないことよりも、身近ですぐできることにした方が良いでしょう。

スランプに陥ると、せっかくの休日もダラダラと過ごしがちです。これではますます悪循環に陥ります。そのような時こそ、「エイヤッ」とカードを引いて、気晴らしをしてみましょう。その1枚のカードが、あなたに元気ややる気を呼び戻す幸運のカードになるかもしれません。

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