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Contents
ストレス雑学
ストレスと上手につき合う認知行動学
ストレスコントロール
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キャリアデザイン
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こころの健康診断
「治すためのメンタルヘルス」から、『予防し高めるためのメンタルヘルス』へ
ストレス・コントロール〔セルフケア〕
INDEX
1 素直な自分表現〔アサーティブ・コミュニケーション〕
11 ストレス銀行
2 こころの緩衝材とソーシャル・スキル・トレーニングチェックリスト
12 楽しいスポーツ
3 正しい呼吸法
13 脳のメンテナンスと睡眠
4 自律訓練法
14 癒しの音楽
5 漸進的リラクセーション
15 バランスのとれた食事
6 ブリーフリラクセーション
16 アロマテラピー
7 こころを落ち込ませないための3C
17 快適入浴法
8 正しいセルフ・トーク
18 タイムマネジメント
9 思考停止法
19 生きがいの創造
10 怒りのセルフコントロール
 
1:ストレスへの対処
→アサ―ティブとは  →自己表現の3つのタイプ  →3つの自己表現比較:非言語的な要素  →アサーティブ・コミュニケーション
アサ―ティブとは
〈1〉アサーティブとは

アサーティブを日本語に訳すと「自己主張すること」となります。しかし、「主張」といっても、自分の意見や要望を無理やり押し通したり、相手が同意するまで説得したり、自分の言いたいことだけを言って相手を自分の思い通りに動かそうとすることではありません。

相手がどのような返答をするかは、相手が考えて決めることで、相手の領域です。相手の返事を自分の思い通りに強要することはできません。

私たちにできること(コントロールできること)は、自分の言いたいことを素直に表現するということだけなのです。

つまり、「アサーティブ」というのは、自分の感じていることや気持ち、考えていることなどを、自分も相手も共に大切にする関係の中で、誠実に率直に、そして素直に表現することなのです。
「素直な自分表現」といったり、「自分を大切にしながら、同時に相手も大切にするかかわり方」とも表現されており、これは、Transactional Analysis の「I’m OK & You’re OK」の基本的態度と共通します。

アサーティブにかかわるということは、人に対して素直な対応をし、そのことで対等な人間関係を築いていこうとすることなのです。


〈2〉アサーティブのポイント

アサーティブは、単に言葉の選び方、言い方というスキルではなく、在り方(生き方)なのです。アサーティブにおける大切な5つのポイントをご紹介します。

  1. 自分の素直な気持ちに気づこう!
    「…すべき」とか「…であるべき」「…しなければならない」など役割意識や責任感で考える前の素直な自分の気持ちに気づきましょう。(自分の中に最初に湧きあがってくる気持ち)

  2. ごまかしたり否定したりせずに、自分の素直な気持ちを大切にしよう!
    「自分の素直な気持ち」をごまかさないということは、その気持ちに誠実であるということです。そしてそれは、自分を偽らないで相手に接するということであり、相手に対して誠実に接することにつながります。

  3. 自分も相手も対等な関係であることを自覚しよう!
    相手と向き合うときには、自分も相手も尊重します。相手を見下したり、自分を卑下したりしないで対等に接します。

  4. 伝えたいことを屈折させずに素直に表現しよう!
    人に自分の気持ちや要求を伝えるときには、どなったり、弁解したり、遠回しに伝えたりせずに、素直に表現することが大切です。

  5. 失敗などは存在しない。柔軟性をもってチャレンジしよう!
    自分の気持ちや要求を表現した結果、自分が望んでいない反応が相手から返ってくる場合もあります。しかし、相手がどう受け取りどう反応するかは、相手の領域です。その反応によって、表現をした自分を責めたり、不愉快になったりせず、何度も表現を変えてアサーティブにかかわり続けてみましょう。

〈3〉アサーティブな自分づくり

「言いたいことを伝えられない」「断りたいのに断りきれない」「引き受ければ自分が大変になるのはわかっているのに、引き受けてしまい、あとで相手を恨んだり、自分を情けなく思ったりする」「いつもにこやかに振る舞っている自分がとてもいやになってしまう」などなど、人との関係がうまくいかないことで人間関係に疲れてしまうことはないでしょうか。

それを自分の性格のせいにしたり、人間関係にはよくあることだと無理矢理自分を納得させてきませんでしたか?しかし、実はよりよい人間関係を築くためのコミュニケーションの方法を学んでこなかったということなのです。
小さい頃から身につけてきた、相手の気持ちばかりを優先させてしまう自己犠牲的なコミュニケーションの方法だったり、逆に相手に自分の要求を押しつけるような方法のため、人との関係がうまくいかなくなってしまっていたのです。
「自分の感じ方や考え方を大切にしていいこと」「感じ方、考え方は人と違っていていいこと」「自分の中の『いやだ』という気持ちを伝えても、人とつながり続ける関係があること」などに気づくことで、人との関係の在り方が変わっていきます。

そして、それ以上に大きな変化は、自分自身の在り方かもしれません。自分の人生を自分で選び取っているという感覚や、背伸びをしたり無理をしないで、等身大の自分でいても大丈夫という感覚が、自分の中に少しずつ広がっていくことを実感することでしょう。自分の中の力に気づくことができる。自分に「OK」を出してあげることができる…それがアサーティブの魅力なのです。


〈4〉必要なときには『No』と言うことを学ぼう!


どんなに不合理な要求をされても、それに対して『No』が言えない人は次のような理由が考えられます。

  • 他者から好かれたいという気持ちが強く、他者から要求されたことを断わったら、その人から悪く思われるのではないかという恐れや不安がある
  • 自分が何をすべきで、何をすべきではないという判断力に自信がない
  • どの程度の課題であれば、自分がうまくやり遂げることができるかという自分の限界や可能性について明確に理解していない
  • 頼まれたことを断わると強い罪悪感を覚える
  • 他者に対する劣等感が強く、他者を自分よりも権威があると信じる…など

理由がどうであれ、『No』と言えない人の多くは、たくさんのことを抱え込み過ぎている場合が多いものです。その場合は、自分の中の優先順位づけをして事柄を整理してください。
また、『No』と言えない人の多くは受動的な傾向が強く、過去に何度も同じような経験があるにもかかわらず、依頼されたときに『No』と言うための準備をしていないのです。
自分が断わる権利がある場合でも『No』と言うことができなければ、次のことを参考にしてみてはいかがでしょう。

  • 誰かが受け入れ難い要求をしてくることを予期し、いつもそれに備えるようにしておく。
    そして、そのための方法を3、4種類準備し、リハーサルを済ませておく。

    〔例〕 「申し訳ありません。その日は都合が悪いのです」
        「すみません。いま、仕事が手いっぱいなのです」
    〔註〕 『No』を言う時に言い訳をしないようにしましょう。手際よく手短に相手に伝えてみましょう。

  • 一度『No』と言ったら、それを貫きましょう。躊躇していると相手はすぐにあなたの決意を変えようと迫ってきます。
  • 『No』と言う時、自分にできることなのか、できそうもないことなのか、そのことを最も知っているのはあなたなのです。ですから、『No』に対して罪悪感を持たないようにしましょう。
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