認知というのは、私たちの現実の受け取り方のことです。私たち一人ひとりは、同じ空間に存在していたとしても、同じように現実を受け取っているわけではありません。それぞれが自分なりのパターンで現実を受け取り、自分なりの世界をつくり出し、その世界の中で生活しているのです。 そうした自分なりの世界が現実とあまり違わない間はいいのですが、それが急に違ってくると、こころが苦しくなります。特にストレスが強い生活をしていると、視野が狭くなって、悪いことばかりに目が向いて、辛くなってきます。 そうしたときに、どれだけ広い視野を持てるかで、辛さはずいぶん違ってきます。そうした視点の転換ができるかどうかで、気分が変わってくるのです。 物ごとを柔軟に考えるための方策としては、以下の3つの問いが便利です。