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Contents
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うつ病とこころの病気
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こころの健康診断
「治すためのメンタルヘルス」から、『予防し高めるためのメンタルヘルス』へ
うつ病とこころの病気
INDEX
1 うつ病について
6 うつ病の方へのかかわり方
2 うつ病になるきっかけとは?
7 職場復帰と再発予防〔こころのリスクマネジメント〕
3 うつ病をチェックしよう チェックリスト
8 うつ病と自殺
4 うつ病の診断基準
9 職場で問題となる疾病とその対応 チェックリスト
5 通院・治療・服薬について
 
2:うつ病になるきっかけとは?
→なぜ「うつ病」になるのでしょう  →「脳の中」にあるうつ病の原因   →うつ病になる心理的きっかけとは   →ストレス・シンドローム   →うつ病になりやすい性格   →マタニティーブルーと産後うつ病
ストレス・シンドローム
うつ病や、不安障害、心身症などには分類されなくとも、精神的なストレスによって心身の健康が損なわれている状態を“ストレス・シンドローム”、またはストレス症候群と呼ぶことがあります。
症状のある人にはわかりやすいネーミングなので「これは自分のことかも…」と思い当たることも多く、精神疾患の早期発見につながることも少なくありません。

次に代表的なストレス・シンドロームについて、みていきましょう。

 空の巣症候群

子どもが自立することによって、家庭が夫婦だけになってしまい、特に母親が生きがいや心のよりどころを失ってしまうために“抑うつ状態”に陥る症状です。

子どもが成人して進学、就職、結婚などで家を巣立ったことにより、それまでの充実していた子育てという役割を失い、家庭が“空の巣”になってしまったと感じることから、虚無感やうつ気分に襲われます。夫が仕事に忙しかったり、単身赴任で一人きりになる時間が多い場合などによくみられます。

夫婦のコミュニケーションを良好にし、娘や息子抜きでも楽しく生きがいのある家庭づくりを目指すことが、症状の改善につながります。それでも症状が長引く場合には専門医に相談して、うつ病の治療を受けることが必要です。

 燃え尽き症候群

がむしゃらに仕事をこなし、高い理想や目標のために努力してきた方が、その努力が報われなかったときに、極度の精神的な疲労によって無気力になってしまい、うつ状態に陥る症状をいいます。
真面目で仕事熱心な方ほど、完璧を求め、仕事にのめり込んでいきますが、実際にはすべてのもの事がうまく運ぶとは限りません。そこで妥協できず、さらにがんばってしまい、次第に心身ともに疲弊していきます。そしていつの間にか、努力が報われずに空回りして、無力感を感じるようになったり、仕事そのものに疑問を覚えるようになったりします。

いい加減で仕事のできない上司のもとで、やる気自体を否定されたり、仕事を全部部下に押つけて、手柄だけは横取りする上司とプロジェクトを組まなければならないなど、職場の実りのない対人関係で燃え尽きてしまうこともあります。

「燃え尽き症候群」に陥らないためには、完璧を求めすぎず、ある程度のところで満足する習慣をつけることが大切です。また、協力や助言をあおげる人間関係を構築することも必要です。

 出社拒否症

朝の出勤時に頭痛などの激しい変調を覚え、ひどい場合にはなんとか会社の前まで行っても、不調に耐えきれずUターンしてしまうのが「出社拒否症」です。症状は、起きられない、からだがだるい、耳鳴りがする、おなかの調子がよくないなどの、漠然としたからだの不調です。ところが検査をしても、とくに異常は認められません。

出社拒否症を発症するタイプは、男女を問わず完璧主義で自分自身に非常に強いプレッシャーをかけてしまい、その緊張感により鎖でしばられたようになってしまうことが多いようです。

社内では、周囲の期待に応えようと大量の仕事を抱え込んでしまったり、あるいは周囲の自分への評価を気にしすぎたり、不本意な職務や自分に適さない職務に配属されて、やる気や希望を失ったりという状況がみられます。

症状を改善させるためには、適切な治療を受けながら、ゆっくりと休養をとり、周囲も本人がリラックスして仕事に取り組めるようにバックアップしてあげましょう。本人自身も自分を見つめ直し、新たな価値観をもつことが、すみやかな回復につながります。

 昇進うつ病

ふつうは喜ばしいとされる昇進。しかし、新しい職場環境になじめず、うつ状態に陥るのが「昇進うつ病」です。
はた目には幸運と映ることでも、人と場合によっては、責任感からくる不安や、周囲の過度な期待からくるプレッシャーによって、ストレスがたまり、病気を招いてしまう場合があるのです。

ポストを重荷に感じたり、上司や部下との人間関係に悩んだりして、疲れやすく、イライラを感じ、不眠や出社がつらくなるといった症状が現れてきたら注意が必要です。

 微笑みうつ病

きわめて不自然な“ニコニコ笑い”をつくったり、過剰なほど陽気にふるまうのが、このシンドロームの特徴です。
それらは、苦しいうつ気分を隠そうとするための行動ですが、職場でリストラの対象にならないように、自分自身で心の変調に気づきながらも、隠し通そうとします。むしろ“元気”をアピールしようとして、余計に不自然なふるまいが目立ちます。

このほかに症状としては、寝起きが悪い、朝の動作がのろい、午前中ミスが目立つなどのほか、食欲不振、不眠などの兆候もみられます。ひどくなると蒸発や自殺を考えてしまう危険性もありますので、周囲が専門医の診察を勧めることが大切です。

 上昇停止症候群

仕事や出世に生きがいを見出し、がんばってきた上昇志向の強い人が、景気の後退や競争に敗れるなどの理由によって出世コースからはずれ、挫折感から意欲を消失してしまうのが、「上昇停止症候群」です。
勤勉で優秀、周囲からはエリートだと思われている方が、突然こうした状態に落ち込みます。仕事や出世だけが生きがいではない、といった価値観の変換が必要になります。

 週末うつ病(休日神経症)

週末になると、精神が不安定になるシンドロームが「週末うつ病」です。

かつては、週末うつ病に陥る方といえば、仕事をしていないと落ち着かない、営業成績が気になり休みが怖いといった、高度経済成長を支えてきた働きバチタイプがほとんどでした。しかし、リストラの名のもとに解雇が増える現在では、若いときほど仕事の能率も上がらず、いつクビを言い渡されるかわからないという不安から、休日にも仕事が気になってしかたがない、仕事から離れるのが不安でしょうがない、胃も痛み、夜も眠れない、といった症状に陥るケースが多いようです。

仕事だけが生きがいではないと、価値観の転換をはかり、いい意味での“いい加減”になっていくことが重要です。
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