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気分障害とその分類
気分障害とその分類
気分障害の基本的な障害は、うつ気分あるいは高揚気分への変化です。この気分の変化は、日常生活での活動性の変化を二次的にもたらします。
気分障害は、診断基準ごとに以下のように分類されます。
ICD−10とDSM−W−TRの臨床分類
ICD−10
躁病エピソード
軽躁病、躁病
双極性感情障害
(※※)
軽躁病、躁病
軽症、中等症、重症
混合性
うつ病エピソード
(※)
軽症、中等症、重症
反復性うつ病性障害
(※)
軽症、中等症、重症
持続性気分(感情)障害
気分循環症
気分変調症
その他の気分(感情)障害
−
DSM−W−TR
うつ病性障害
大うつ病性障害、単一エピソード
(※)
大うつ病性障害、反復性
(※)
気分変調性障害
特定不能のうつ病性障害
双極性障害
双極T型障害
(※※)
双極U型障害
気分循環性障害
特定不能の双極性障害
その他の気分障害
一般身体疾患による気分障害
物質誘発性気分障害
特定不能の気分障害
(※)は従来のうつ病、(※※)は従来の躁うつ病を示す。
DSM−W−TRの臨床分類では、うつ気分だけが起こるうつ病性障害と躁気分とうつ気分の両者がみられる双極性障害に二大区分されています。それらの気分が軽度だけれども長期に及ぶものを、気分変調性障害と気分循環性障害としました。双極性障害のうち、躁病であれば双極T型障害、躁病が軽ければ双極U型障害とします。
ICD−10では、病像は、(1)うつ状態か躁状態か、(2)初めてか反復か、(3)エピソードか持続かの3面によって見定められ、診断の細かい分類に進みます。
ICD−10での気分(感情)障害とその分類
ICD−10
躁病エピソード
気分や身体的、精神的活動性の高まりが共通した特徴である。躁病が1度だけ生じた場合にかぎって用いる。
双極性感情障害(躁うつ病)
気分と活動性の水準が著しく乱降下するエピソードを繰り返すこと(少なくとも2回)が特徴である。気分の高揚や活動性の増大を示す場合(躁病または軽躁病)と、逆に気分の低下や活動性の減少を示す場合(うつ病)がある。これらのエピソードは、平穏な状態へ回復することが特徴的。
うつ病エピソード
うつ気分、興味や喜びの喪失、活力の減退による易疲労感の増大や活動性の減少が認められる。2週間は継続する。
反復性うつ病性障害
うつ病エピソードが繰り返され、躁病エピソードが過去にないものである。エピソード相互の間では、気分は正常範囲になっている。
持続性気分(感情)障害
持続的で、気分に波があり、軽症であることが通常である。重症になることはまれ。2年以上にもわたって続くので、ひどい苦悩と無能力感をもたらす。このうち気分循環症は、持続的な気分の不安定さであり、軽いうつ気分や軽い高揚の期間が数多く見られる。一方、気分変調症は、個々のエピソードの重症度あるいは持続期間で、軽症や中等度の反復性うつ病性障害の診断基準を満たさない程度の慢性に続くうつ気分である。気分がよい日もあるが数週と続かない。
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