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Contents
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こころの健康診断
「治すためのメンタルヘルス」から、『予防し高めるためのメンタルヘルス』へ
うつ病とこころの病気
INDEX
1 うつ病について
6 うつ病の方へのかかわり方
2 うつ病になるきっかけとは?
7 職場復帰と再発予防〔こころのリスクマネジメント〕
3 うつ病をチェックしよう チェックリスト
8 うつ病と自殺
4 うつ病の診断基準
9 職場で問題となる疾病とその対応 チェックリスト
5 通院・治療・服薬について
 
9:職場で問題となる疾病とその対応
→精神障害の分類と診断名   →統合失調症   →躁うつ病(気分障害)   →神経症   →摂食障害(拒食症、過食症)   →パーソナリティー障害   →薬物依存症   →アルコール依存症   →久里浜式アルコール依存症チェックリスト   →依存症の種類   →心身症   →外傷後ストレス障害(PTSD)   →急性ストレス障害   →適応障害   →自律神経失調症   →自律神経失調症調査表チェックリスト
自律神経失調症
本人はからだの不調を訴え、病院でさまざまな検査を受けますが異常が見つかりません。その場合、このからだの不調を「不定愁訴」と呼びます。不定愁訴は内臓や器官などの病気や異常によって起こるのではなく、「自律神経」の不調から起こります。

自律神経失調症という名前は、医学の専門書に載っておらず、外国にもありません。肉体的に重い病気ではなく、生命に別状はありません。一般的に自覚症状はあるものの検査では異常がない場合にこの病名を診断されることが多いようです。

◆自律神経とは

適臓や内臓を動かしたり、汗をかいたりなど自分の意志とは無関係に働く神経です。自律神経には、交感神経と副交感神経があります。交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、さまざまな症状が出現します。

交感神経:
心臓の鼓動の促進、血圧の上昇、血管の収縮、呼吸の促進などエネルギーを消費し、活動している時に働きます。

副交感神経:
心臓の鼓動の抑制、血圧の下降、血管の拡張、呼吸の抑制などエネルギーを蓄積し、リラックスしている時に働きます。


◆自律神経失調症の症状

頭痛、頭重感
耳鳴り、耳の閉塞感
口の乾き、口中の痛み、味覚異常
疲れ目、なみだ目、目が開かない、目の乾き
のど
のどの異物感、のどの圧迫感、のどのイガイガ感、のどがつまる
心臓・血管系
動悸、胸部圧迫感、めまい、立ちくらみ、のぼせ、冷え、血圧の変動
呼吸器
息苦しい、息がつまる、息ができない、酸欠感、息切れ
消化器
食道のつかえ、異物感、吐き気、腹部膨満感、下腹部の張り、腹鳴、胃の不快感、便秘、下痢、ガスがたまる
手のしびれ、手の痛み、手の冷え
足のしびれ、足のひえ、足の痛み、足がふらつく
皮膚
多汗、汗が出ない、冷や汗、皮膚の乾燥、皮膚のかゆみ
泌尿器
頻尿、尿が出にくい、残尿感
生殖器
インポテンツ、早漏、射精不能、生理不順、外陰部のかゆみ
筋肉・関節
肩こり、筋肉の痛み、関節のいたみ、関節のだるさ、力が入らない
全身症状
倦怠感、疲れやすい、めまい、微熱、フラフラする、ほてり、食欲がない、眠れない、すぐ目が覚める、起きるのがつらい
精神症状
不安になる、恐怖心におそわれる、イライラする、落ち込む、怒りっぽくなる、集中力がない、やる気がでない、ささいなことが気になる、記憶力や注意力が低下する、すぐ悲しくなる


◆自律神経失調症と関係の深い病気

症状が特定の部位に強くあらわれた場合は別の病名がつけられることもあります。以下のような病気は自律神経失調症の一種もしくは仲間ともいえます。

循環器系
心臓神経症、不整脈、起立失調症候群、起立性調節障害
呼吸器系
過呼吸症候群、気管支ぜんそく
消化器系
過敏性大腸症候群、胆道ジスキネジー、神経症嘔吐症、反復性臍疝痛、神経性下痢
神経系
偏頭痛、緊張性頭痛
耳鼻咽喉科領域
めまい、メニエール病、乗り物酔い、咽喉頭異常感症
口腔外科領域
口内異常感症、舌痛症、顎関節症
皮膚科領域
円形脱毛症、発汗異常、慢性じんましん
泌尿器系
膀胱神経症、夜尿症、心因性排尿障害
婦人科領域
更年期障害


◆自律神経のはたらきを阻害する要因
 
 ホルモンの分泌

自律神経失調症は圧倒的に男性より女性の方が多い病気です。これには、ホルモンの分泌が密接に関係しています。自律神経をコントロールしている視床下部という部分は、ホルモンの分泌もコントロールしています。女性の場合、初潮、月経、妊娠、出産、閉経など一生の間、ホルモン分泌が変化し続けます。そのためバランスが乱れるきっかけが多いといえます。

 不規則な生活

自律神経の調節は交感神経と副交感神経のバランスの上に成り立っています。睡眠時間や起床時間が不規則だったりすると、交感神経と副交感神経のバランスが乱れやすくなります。バランスが乱れた状態で別のストレス因子が加わると自律神経失調症を発症しやすくなります。

 その他

環境や職場のストレスや、環境に過剰に適応しようとする性格などが関係してきます。


◆治療方法

前述したように、自律神経失調症はからだの不調を訴えますが、検査では異常が見つからない状態です。そのため、いくつかの病院めぐりをしていることが多いようです。それぞれの病院で薬を処方してもらっているので、服薬量が多量になっていることもあります。

そこで、まずは薬の整理から治療が始まります。薬物に依存している場合、それを改善していくことも必要です。また、からだとこころの両面へのアプローチが不可欠です。

 薬物療法

薬物療法はあくまで並行して行ういくつかの治療のひとつであり、場合によっては精神療法を行うスタートラインに立つための準備といった捉え方がよいでしょう。
自律神経調整剤、抗不安薬などが処方されます。

 精神療法

交流分析、行動療法、認知療法などさまざまなものがあります。心理的なアプローチだけでなく、温熱療法、マッサージなどの理学療法や音楽療法、自律訓練法などが有効です。
また、食事、睡眠、運動などの生活習慣を見直す生活指導も行われます。
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