logomark 個人の輝きと組織の活性化を応援します!
ライフデザイン研究所-LifeDesign Institute-
TOP 各種パンフレット 会社概要[メンタルヘルス EAP] お問い合わせ[メンタルヘルス EAP] 個人情報保護ポリシー[メンタルヘルス EAP] サイトマップ[メンタルヘルス EAP]
経営コンサルティング/組織開発
人材開発/研修セミナー
ストレスチェック [メンタルヘルス]
キャリア & 心理カウンセリング
Member Login
会員企業の方は、こちらよりログインしてください。
ID
PASS
 
⇒パスワード忘れはこちら
⇒新規ご入会案内はこちら
Contents
ストレス雑学
ストレスと上手につき合う認知行動学
ストレスコントロール
うつ病とこころの病気
上司のためのメンタルヘルス
コーチング&ファシリテーション
セクハラ&パワハラ
家族のためのメンタルヘルス
ストローク“こころの栄養素”
キャリアデザイン
F ・・・ フリー
F/M ・・・ 一部メンバー限定
M ・・・ メンバー限定
レ ・・・ チェックもの有
 
こころの健康診断
「治すためのメンタルヘルス」から、『予防し高めるためのメンタルヘルス』へ
上司のためのメンタルヘルス〔ラインによるケア〕
INDEX
メンタルヘルスにおける上司(同僚)の役割
治療から職場復帰
職場不適応対策の実際
上司のためのリスニングスキル
4:上司のためのリスニングスキル
→「聞く」から『聴く』へ    →こころで聴こう   →思いやりは行動で表そう    →受容−相手の自己表現を受け容れる    →受容−コミュニケーションはキャッチボール    →受容−成長を援ける聞き方とは    →共感的理解   →聴くことは自己の人間的成長から    →自他に誠実に聴こう    →聴くことはお互いの成長のはじまり    →職場相談の進め方    →相談場面を設定しよう    →リスニングのポイント〔標語〕
共感的理解
◆あたかも自分のことのように感ずる

これは傾聴の最中に起きる、聞き手の心の働きの一つで、「相手の内的世界を、あたかも自分のことのように感ずること」です。つまり相手が、その枠組みを通して伝えてきた、その人の棲む世界を受けとめ、それを共有するが、相手との同一化や、感情的癒着にはならない態度を共感、または共感的理解といいます。

ただし、同感・同情と同じではありません。同感も相手の内的世界を、あたかも自分のことのように感じますが、その感じている自分は独立していないで、相手と一体化したような感覚であることです。たとえば、テレビドラマや映画を見ていて、そのヒーローやヒロインに感情を没入させ、その人物になりきってしまうようなものです。

共感も感情移入をして、ともに感じますが、聞き手は個として存在しています。たとえば、喜びや悲しみ、痛み、怒りといった感情・感覚的なものや、欲求、ものの考え方・見方、価値観など、相手の内的な動きを、まるで自分のことのように感じたり、思ったりしながら、同時に共感している自分を客体視している状態です。

たとえば、たいていの人は、歯の痛みで治療した経験があるでしょう。相手が「歯が痛くてたまらない」と訴えたとき、自分の歯は治っていて、痛くないはずなのに、そこがなんとなく疼くような気がしませんか。現に痛みを感じているのは相手であって、自分ではないことを承知しながら、相手の痛みを自分のことのように感じられる現象がそれです。

しかし一般的に、心理的な苦痛をはじめ、相手の感情・欲求・思考や、価値観・経験などを共感するということは、そう容易なことではありません。同じような経験があるとしても、経験の主体が違うのですから、同じようであって同じではなく、共感は難しいものです。

職場における経験も、みな一様ではありません。本人のパーソナリティだけではなく、上司・同僚その他の職場環境によって、実にさまざまです。

相手の話が、自分の深い思いのある経験と同じようなものであれば、相手の心情は、その記憶をもとに、わかるような気がする場合があります。ただし、本当に理解したかどうかは、後で述べる応答によって確かめる必要があります。
 
BACK UP NEXT

* i n f o r m a t i o n !
  メンタル不調者への対応法、リスニングスキルなどを学びたい方は、
  お気軽に「ライフデザイン研究所」にお尋ねください。
→→→
i n f o r m a t i o n ! *

Copyright© 2000 LifeDesign Institute. All rights reserved.