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聴くことは自己の人間的成長から
◆あたかも自分のことのように感ずる
ここまで、聞き方の三大要素である、傾聴・受容・共感について述べてきましたが、これらは技法であると同時に、それを支える心のことでもあります。意識してできる部分もありますが、大部分はその人の人間性と密接にかかわっている、その人なりの機能といえます。したがって、自然にその機能が働くように、修練するとともに、自己の人間的成長に努めることが必要です。
傾聴は、まだ自分の意識によってコントロールすることはできますが、実際に人の話を聞いている最中に、傾聴だ、やれ受容だ共感だなどと、いちいち意識してはいられません。もしそんなことを考えていたら、それが妨げとなって、人の話が聴けなくなります。
人を理解するということも同じです。あまりそれにこだわると、逆の結果になるでしょう。一人の人間が、他人を理解するということは、ほとんど不可能です。この宇宙で一人ひとりは、唯一絶対の存在なのですから、今まで述べてきたような聞き方をしても、そう簡単にわかるものではありません。
相手を理解するということは、一種の想像力の行使でもあります。話し言葉は、その人の声という音波として、ボディランゲージは光波によって伝わり、皮膚感覚は、体波(熱)を捉えるなど、聞き手は言語・非言語コミュニケーションによって、相手からの情報を得ますが、それはいずれも部分的なものです。それらを手がかりにして、推察・洞察を加味した想像力によって、その人の内面を窺い知るのです。
時には、それらを超えた本能的な直感力、あるいは後天的な直観力によって、理解を得る場合もありますが、どちらにしろ、相手のすべてを明確に理解するということはできません。
同じ職場で、長年顔をつき合わせていても、同じ釜の飯を喰った仲でも、あるいは親子・夫婦の間であっても、本当のところはわからないでしょう。
一所懸命聴いても、相手を知ることはわずかですし、その機能やパーソナリティを、医学・心理学・社会学的に、さまざまな検査によって調べることはできますが、その結果も人間のごく一部の、点と線に過ぎません。
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