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2:コーチングスキル
→コーチングの体系図  →コーチの心のおきどころ  →コーチに求められる行動特性  →コミュニケーションの障害  →3つの基本スキルとコーチングの構造  →環境設定  →傾聴のスキル  →承認のスキル  →ほめ方の原則  →質問のスキル  →質問の種類と役割  →効果的な質問のためにすること
コミュニケーションの障害

私達の日常生活で欠かすことのできない会話、対話。普段では、うまくいっているように見えても、気をつけてみると、すれ違いの話し合い、かみ合っていない話し合い、話し合いになっていない話し合いなどが多いものです。

それでは、現実に話し合いが有効に進まないのは何故なのかというと、話し合いの仕方や、話し合いの過程の中に、気持ちの交流や相互理解のもり上げを妨げている障害があるからということになります。

その障害のうちいくつかは次のようなものだと考えられます。


◆話し合いをする人達の基本的な姿勢

話し合いというのは、話し合う必要性を感じている主体と主体がぶつかり合って話し合いになるのです。ところが、どちらか一方が、相手を説得しようとしていたり、自分の言い分だけ聞いてもらえればよいというのでは話し合いにはなりません。ところが日常の会話をみると、どちらか一方、または誰かだけが話し合いの必要を感じていて、相手や、他の人は仕方なく、受動的に相手をさせられていることが意外と多いものです。


◆媒介手段である言葉への過信

言葉というものは、地図のようなもので、あくまでも事物を代表するのに使われる道具にすぎません。この道具を使っているのは人間で、道具それ自体には何の意味もありません。言葉という道具をもってくるのは、使っている人(話し手、聞き手)が意味を与えているのです。

ですから、注意したいことは、同じ言葉を使っている二人が、同じように考えてその言葉を使っているとは言えないということです。よく相手に通じないときに、「ちゃんと言ったのに…」などと相手の受け取り方が悪いのではなく、「言葉は絶対的な意味をもっている」というように考えている話し手である私達の考え方が間違っているのです。


◆聞き手が無意識のうちに習慣的、反射的に行う「話の受け止め方の習性」

人間の頭脳は約130億以上の細胞からできていて非常に複雑で、しかも効果的な方法で働くと言われています。この頭脳がどのように働くかについては、まだはっきりわかっていませんが、やはり言葉を媒介して動いていると言われています。ところが人間が話す速度は日本人の場合、1分間に250〜300字ですが、頭脳の回転はその4倍とも5倍とも、人によっては10倍とも言われています。つまり1のことを聞いたり話したりしている間に4〜10のことを考えているのです。ですから、時には全く別のことを考えていることが度々あるわけです。

例えば、Aさんが話し、Bさんが聞いているとします。Bさんは、耳から入ってくる一つ一つの言葉を把握していきます。しかし、Bさんの頭の中にはAさんの話以外に、Bさんとしての考え方も浮かんできますし、全くひどい時には、Aさんの話とは全然関係のないことを考えはじめていることもあるのです。こんな寄り道をしてしばらくしてAさんの話に戻ってくると前のAさんの話とつじつまが合わなかったり、つながりがわからなくなっている――つまり聞こえていても聴いていない状態になってしまうことが多いものです。このようなことで、私達は人の話の20%位しか聴いていないのです。


◆もっとも手ごわい障害は人間のもつ評価したがる傾向

私達は、今までの人生経験の中で、知らず知らずのうちに(無意識のうちに)たくさんの価値観や、固定観念を身につけています。そうしたものに気がついているものもありますが、私達自身、気がついていないものもたくさんあります。いずれにせよ、私達はこうした自分の「枠組」をもっているのです。

ある問題について話し合うとき、話し合う人達のその問題についての価値観や固定観念の枠が重なり合う時、つまりこれは何となく同じような考え方をしたり、見方をしたりする人達どうしで話し合っている状態ですが、そんな時は誰しも、お互いに共鳴し、同意し、話は円滑に進んでいきます。同じ枠の中だから話が合うのは当然なことなのです。

しかし、人と人とが話し合う場合、同じ枠組を持っていることの方がまれで、多くの場合はその枠組がずれています。このように自分の枠組と相手の枠組がずれているということは、言い換えれば、お互いに自分の枠組が変えられてしまう危険があるわけですから、どうしても自分の枠組を守るように無意識のうちに自己防衛してしまいます。そして自分の枠組から相手の言い分を評価し、否定してしまうわけです。

ですから、自分の枠組に気づき、その枠組にこだわることをやめないと、次の話が聞けないことになってしまうのです。
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