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Contents
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コーチング&ファシリテーション
INDEX
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コーチング事例集 メンバー限定
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コーチング・フレーズ集 メンバー限定
ファシリテーターの心得7ヵ条
コーチング質問集:オープンクエッション メンバー限定
会議とは メンバー限定
コーチング質問集:設問 メンバー限定
会議をファシリテートする メンバー限定
ファシリテーションとは
 
3:GROWモデル
→GROWモデルとは  →GROWモデルのサイクル  →ケーススタディ:Goal〔目標の明確化〕  →SMARTな目標の合意  →ケーススタディ:Reality〔現実の把握〕  →ケーススタディ:Resource〔資源の発見〕  →ケーススタディ:Options〔選択肢の発見〕  →ケーススタディ:Will〔目標達成の意思〕
ケーススタディ:Reality〔現実の把握〕
◆悪い例
 
「ところで、君には営業チームリーダーを引き受けてもらっているけど皆をうまく引っ張って行ってくれよ」
「はい、ただ課長、そうは言っても私も営業最前線で数字(売上目標)を持っていますので、なかなか彼らのことまで気が回らなくて」
「まぁ、そう言うなよ。言い訳を言っていられない状況なんだから。確かにも君もうかうかしていられないよな。昨年度の君の実績を見ると、目標値の80%弱の達成率だったから今年はもっとやる気を出して、とにかく頑張ってもらわないと。営業はとにかく靴を何足履きつぶしたかだよ。」
「ええ・・・」
「そういえば昨年の前半はいい調子で頑張っていたんじゃないか。慢心したんじゃないのか?」
「慢心したとは思っていませんが・・・」
「じゃあ何だ。こういうのはね、気の緩みなんだよ。君だって反省点はあるんだろう。反省点が」
「ええ、後半では雑務も増えて、営業準備とかにあまり時間をかけられなくなって、まあ計画倒れに終わってしまった面もありましたので」
「ほら、見ろ。きちんと前もって計画してその通りに実行していれば良かったんだ」
「課長、それはあるかもしれませんが、しかし営業サポート体制があまり機能せず、あてにならなかったことが私にとっては痛かったですね。それでずいぶん時間が取られましたから」
「おいおい、ほかの人のせいにするなよ。たとえそうだとしてもだよ、君が営業サポート部門を効果的に動かせなかったということだろう。もちろん営業サポートも頑張ってもらわないといけないよ。でもな、もともと2年前までは営業サポートなんてなかったんだし、私の頃は全部自分で始末をつけたものだ」
「・・・ええ(心の声:また自慢話が始まった。あなたの頃とは状況が違うでしょう)」
「去年の反省も踏まえて、今年は頑張って結果をつくれよ。頼んだぞ。この営業所にとっても今年は踏ん張りどころなんだ。分かっているだろう」
「(力なく)ええ、なんとか頑張ります」


◆コーチング例
 
「そういえば昨年の前半はいい調子で頑張っていたじゃないか。あのときは何がうまくいっていたんだい?」
「ええ、確かに前半は伸びていました。営業準備と面談とフォローがうまく噛み合っていたように思います。後半では雑務も増えて、営業準備などにあまり時間をかけられなくなって、まあ計画倒れに終わってしまった面もありましたので」
「何が一番の問題だったのだろう?」
「後半になって、フォローや納品作業がスムーズにいかなくなってしまって…。営業サポート体制があまり機能せず、あてにならなかったことが私にとっては痛かったです。それでずいぶん時間が取られましたから」
「それに関しては一緒に考えていこうじゃないか。営業チームと営業サポートとの連携に問題があるのかな。それとも営業サポート自体に問題があると考えているのかな……」
「そうですね。営業サポート内部の問題だと思います。あそこには新人が多いためか、書類を出してから処理されるまでの時間がかかりすぎるのと、営業担当者ごとの案件のファイリングがされていないので、こちらが依頼してから作業終了までに何日間もかかる場合があるんですよ」
「それに関して、君は営業サポートチームの誰にどんな提案をしたのかな?」
「いえ、一応他部署ですから、どこまで言っていいのか分からなくて。まあ、何もせずに自分で荷物を抱え込んでしまった私にも問題はあるとは思うのですが」
「システムの改善に関しては、私が責任を持ったほうがいいかもしれないな。簡単なものでいいから、君の提案を書面にしてくれないかな。今週の金曜日までに提出してもらえるかな。その上でまた検討しようじゃないか」
「はい、分かりました」
「さて、M君が自分で改善できることで反省点はあるかな」
「後半は後手管理になってしまったなという反省があります」
「と言うと?」
「対応するだけで精一杯で、計画性がないまま毎日を過ごしてしまいがちになりました。やはり月間、週間の計画を綿密に立ててそれに従って動く必要がありました。前半は結構計画的に動きましたから、それでうまくいった面もあります。今年は計画性を重視して頑張りますよ」
「なるほど、計画的な行動が課題というわけだ。ほかの要素は?」


◆現実を把握する質問

大切なことは、上司やコーチが自分の推測から話を推し進めるのではなく、まるで何も知らない人がするように質問をすることです。その質問を通して、教えてもらうという心構えで臨みます。
現実を把握するときには、「5W1H」を活用するとよいでしょう。特に「何を」「誰が」「いつ」「どれだけ」という疑問詞は多く使って現状を探っていく必要があります。

「今、一番、緊急の課題は何ですか?」
「長期的に見て、もっとも重要な課題は何でしょう?」
「改善が必要なポイントを3つ挙げるとすれば何ですか?」
「どこが一番難しいのでしょうね?」
「その判断の根拠になっているのは、どういうデータですか?」
「その情報はどこから得たのですか?」
「ほかに、影響している要素はありませんか?」
「その状況で一番、得をしているのは誰ですか?」
「以前からそういう状態だったのですか?」
「これから事態はどういうふうに変化していくでしょう?」
〔PHP研究所「通信講座」を一部改変〕
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