Y |
「そういえば昨年の前半はいい調子で頑張っていたじゃないか。あのときは何がうまくいっていたんだい?」 |
M |
「ええ、確かに前半は伸びていました。営業準備と面談とフォローがうまく噛み合っていたように思います。後半では雑務も増えて、営業準備などにあまり時間をかけられなくなって、まあ計画倒れに終わってしまった面もありましたので」 |
Y |
「何が一番の問題だったのだろう?」 |
M |
「後半になって、フォローや納品作業がスムーズにいかなくなってしまって…。営業サポート体制があまり機能せず、あてにならなかったことが私にとっては痛かったです。それでずいぶん時間が取られましたから」 |
Y |
「それに関しては一緒に考えていこうじゃないか。営業チームと営業サポートとの連携に問題があるのかな。それとも営業サポート自体に問題があると考えているのかな……」 |
M |
「そうですね。営業サポート内部の問題だと思います。あそこには新人が多いためか、書類を出してから処理されるまでの時間がかかりすぎるのと、営業担当者ごとの案件のファイリングがされていないので、こちらが依頼してから作業終了までに何日間もかかる場合があるんですよ」 |
Y |
「それに関して、君は営業サポートチームの誰にどんな提案をしたのかな?」 |
M |
「いえ、一応他部署ですから、どこまで言っていいのか分からなくて。まあ、何もせずに自分で荷物を抱え込んでしまった私にも問題はあるとは思うのですが」 |
Y |
「システムの改善に関しては、私が責任を持ったほうがいいかもしれないな。簡単なものでいいから、君の提案を書面にしてくれないかな。今週の金曜日までに提出してもらえるかな。その上でまた検討しようじゃないか」 |
M |
「はい、分かりました」 |
Y |
「さて、M君が自分で改善できることで反省点はあるかな」 |
M |
「後半は後手管理になってしまったなという反省があります」 |
Y |
「と言うと?」 |
M |
「対応するだけで精一杯で、計画性がないまま毎日を過ごしてしまいがちになりました。やはり月間、週間の計画を綿密に立ててそれに従って動く必要がありました。前半は結構計画的に動きましたから、それでうまくいった面もあります。今年は計画性を重視して頑張りますよ」 |
Y |
「なるほど、計画的な行動が課題というわけだ。ほかの要素は?」 |