Y |
「案ずるより産むが易し、と言うだろう。目標を明確にしたら次は行動だ。営業チームリーダーとしても責任を取ってくれることを期待しているんだ」 |
M |
「はい、分かりました」 |
Y |
「今年度の目標についてはこれでいいかな。売上げと粗利の目標については明確だな。全体目標との整合性も良くなったしね。学習目標としては営業スキル向上か。これは来月研修を受けるんだったね。そして、コンピュータの表計算ソフトを学ぶということだね」 |
M |
「はい」 |
Y |
「表計算ソフト操作は、いつから学び始めるつもりだい?」 |
M |
「どこで学ぶことができるのか調べていないんです」 |
Y |
「営業所の中で一番詳しいのは誰かな」 |
M |
「Bさんだと思います。彼女から聞いて、さっそく調べてみます」 |
Y |
「一応、私にも何を決めたのか、報告してくれよ」 |
M |
「はい、そうします」 |
Y |
「さて、営業チームの運営だが、まず何から取り組んでいくのかな」 |
M |
「今週中に全員に連絡して、来週から一人ひとりと簡単な面談を始めてみます。それで彼らと情報交換をすることから始めようかと思います」 |
Y |
「そうか、それに関しては何か懸念はあるのかな?」 |
M |
「いえ、大丈夫です」 |
Y |
「君が苦手意識を持っている人とのコミュニケーションはどうやって克服するの?」 |
M |
「どんなふうに関わったらいいか、本人に率直に聞いてみます」 |
Y |
「チーム内に不都合は起こらないかな」 |
M |
「問題ないと思います。何か起きたら、相談させてください」 |
Y |
「よし、分かった。以上で面談は終わるけれど、何か言い忘れていたことはあるかな?」 |
M |
「いえ、たいへんすっきりした感じです」 |
Y |
「それはよかった。しばらく定期的に報告をもらおうかと思うんだ。君の役に立てると思うが、どうだろう。私が手伝えることもあるかもしれないしね。君の目標から言っても、売上目標と営業チーム活性化が中心テーマになると思うが、それでいいかな」 |
M |
「(元気に)はい、お願いします」 |
Y |
「まずは、来週の金曜日、営業会議の後はどうだ?チーム・メンバーとの面談結果、表計算ソフト操作学習の計画については、聞かせてもらえるね」 |
M |
「分かりました」 |
Y |
「今の時点で、目標を達成する可能性は100点満点で、どのくらいあると思う?」 |
M |
「90点近くはいけるんじゃないかなって思っていますが」 |
Y |
「そうか、頼もしいな。一緒に頑張ろう」 |