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コーチング・フレーズ集 メンバー限定
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会議とは メンバー限定
コーチング質問集:設問 メンバー限定
会議をファシリテートする メンバー限定
ファシリテーションとは
 
4:コーチング事例集
→アドバイスの与え方  →「提案」のつもりで「命令」してしまう落とし穴  →「ビジュアル化」で何をすればいいかが見えてくる  →「フレーム」を変えて、新しい視点を与える  →成功体験から「自信」を引き出す  →「失敗」を次の成功に活かす  →コーチのひと言で、仕事への姿勢は変わってくる  →「質問」のつもりで「詰問」していませんか  →パフォーマンスを改善するためのフィードバック  →勇気を与える
「ビジュアル化」で何をすればいいかが見えてくる
いかにリアリティのある肯定的なイメージを相手に抱かせるか、がポイントです。

上司
「どうも訪問件数が伸びていないようだね。どんな手順で取り組んでいるんだ?」
部下
「新規のリストから電話でアポを取って、それで訪問しているんですが、なかなか上手くいかなくて・・・」
上司
「せっかく電話がつながっても、もう他社に決まっていることは多いからな」
部下
「そうなんです。それで訪問先が限られてくるんです」
上司
「まずは電話の件数を増やすことだね。朝から電話をかけて芳しくない返事を聞くのは辛いことだが、いまはやるしかないだろう」
部下
「ええ、やるしかないですね」
上司
「で、来週は何件くらい取れそうかね」
部下
「1日5件平均で、だいたい25件というところでしょうか」
上司
「じゃあ、しっかり頼んだよ」
上司
「どうも訪問件数が伸びていないようだね。どんな手順で取り組んでいるんだ?」
部下
「新規のリストから電話でアポを取って、それで訪問しているんですが、なかなか上手くいかないんです。もう他社に決まっていたりして・・・」
上司
「相手がつかまらない場合と、他社に決まっている場合の、どちらが多いの?」 …(1)
部下
「つかまらない方が多いですね」 (2)
上司
「つかまりやすい時間というのはあるのかな?」 (3)
部下
「月曜日の朝は比較的つかまりやすい傾向にあります」
上司
「なるほど、月曜日か。月曜日はつかまりやすいんだね」 (4)
部下
「はい。でも、月曜日の朝は私の方がスケジューリングや雑用で忙しくて、なかなか手が回らないのが実情なんですよ」
上司
「それはもったいない話じゃないか。もし、月曜日の朝にアポが取れたら、どんな気分になるだろうねぇ?」 (5)
部下
「週の始まりですし、きっと気持ちが引き締まって、やる気が湧いてくるでしょうね」
上司
「そういう自分の姿が想像できるかな。どんなふうに仕事をしていると思う?」 (6)
部下
「そうですね、溌剌とした表情で仕事をしているでしょうね。仕事が楽しくなるでしょうね!」 (7)
上司
「それはいいね」

(1)… ビジュアル化する対象を決める
(2)… 現状のイメージを実体化する
(3)… イメージがネガティブだったため、ポジティブなイメージを引き出すコーチングを行う
(4)… 部下の返事に対し、同じ言葉を繰り返すことでイメージを強化する
(5)… 成功イメージを引き出し、ビジュアル化を促進する
(6)… 成功イメージのさらなる具体化
(7)… 部下の心に結像した具体的なイメージ

上司
「自分の訪問予定がきまっていたらいいね。いくつくらい決めたいと思ってるんだ?」
部下
「1日5件くらい決まっていたら、ゆとりが持てると思います」
上司
「確かにゆとりが持てるね。ゆとりが持てると、どんないいことがあるのかな?」
部下
「落ち着いて考えられる時間が持てると思います」
上司
「具体的に言うと、何を、どのように考えたいと思っているんだ?」
部下
「例えば、商品説明の違ったアプローチですとか、アポイントのためのリストを見直してみるなんてこともできそうです」
上司
「それはお客さんにとっても意味のあることだね。そうなったら本当にいいことだと思わないかい?」
部下
「そうですね、なんだか元気が出てきました。1日5件を確実に取るために、どうするか。もう一度、策を練ってみます」
上司
「その気持ちがあれば大丈夫だよ。君ならできるから、進めてみてくれないか」
部下
「はい、やってみます」
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