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9:体験学習を日々の組織で活かすには
→体験学習とは  →体験学習の4つのサイクル  →ファシリテーターの役割
体験学習の4つのサイクル
体験学習では、4つの循環過程を繰り返す

体験学習の場において、学習者は図のような循環過程を経験します。




◆体験学習の循環過程
 
〈1〉体験(experience)

グループ形式などで行われる体験学習で、他者の話を聞いたり、自分の意見やその場で感じていることを話します。学習者自身がトレーニングの場に自らを投げ出し、自己開示することが大切です。

〈2〉指摘―体験の内省と観察(identify)

何を話したとか、どのようなことをしたか、どのような結果だったか、というコンテントだけでなく、自分自身、ほかの参加者、自分と相手の関係、どのようなことが起こっていたのか(プロセス)を振り返り、気づきを深めていくステップです。振り返り用紙に気づいたプロセスを記入し、その記入したデータを基に分かち合いを行うとよいでしょう。

〈3〉分析・一般化(analyze)

ステップ2で気づき、得たデータに基づいて、学習者が、自分自身や他者のあり様の特徴を考察したり、グループの状況を診断したりするステップです。そして、自分自身がどのようになりたいのか、自分たちの所属するグループをどのように成長させたいのかを検討したり、人が成長するとは何かを考えたり、グループの成長とは何かを吟味したりします。

その際に、学習者相互のアイデアや思いを伝え合うことはもちろん大切ですが、ファシリテーターはメンバーとは少し異なる視点からアイデアを提供したり、モデルや理論を小講義したり、小冊子の配布などの形で資料を提供することが、この概念化と一般化の作業に重要な影響を与えることになります。

〈4〉新しい行動に向けての仮説化(hypothesize)

ステップ3で考察したことを活かし、自分自身やグループの成長のために、次の機会または新しい場面で、学習者自身が具体的に試みるための行動目標を考えるステップです。これを成長のための仮説化と呼びます。仮説化を通して、行動目標を計画し、実際に行動に移しやすくします。

仮説化の後は再び体験に戻ります。つまり、行動計画を実行してみて、その体験を内省・観察し、分析・一般化し、更なる改善と成長のために仮説化を行い、それを体験する……このような循環過程を繰り返すことにより、学習者は成長していくことができます。グループという場において、仲間とともにこの一連の循環過程を試行錯誤できるという意味で、レヴィンはラボラトリーという表現を用いたのでしょう。


◆体験学習は、「学び方を学ぶ」場である

体験学習のステップは、日々の問題解決のステップでもあります。日常の仕事や生活の場でさまざまな体験をし、その中で起きていることのなかから自分にとって重要な問題を見つけ出します。そして、なぜその問題が起きたのかについて原因を追求し、いかに改善すればよいかといった解決策を引き出し、その解決策を実行します。つまり、体験学習を通じて、問題解決能力を身につけることができるので、ラボラトリー・メソッドによる教育は「学び方を学ぶ(learning how to learn)」場であると呼ばれています。

組織心理学者のコルブは、体験学習の参加者の行動特性、思考特性のタイプを4つの循環過程に当てはめました。例えば、何事も自分で体験してみなければ気が済まない「体験型」の人がいます。内省好きで、過去の出来事についてあれこれ思い悩む人がいます。一方、分析好きで評論家のように語るのが好きな人もいます。昨今はこのタイプが目立ちます。さらに、過去の出来事に捕らわれず、何事も「前向き志向」で、「次からはこうしよう」という仮説を立てるのが好きな人もいます。

ファシリテーターは、それぞれのタイプに応じて、次の段階へプッシュするといいでしょう。「体験型」の人には内省を促し、「内省好きな人」には、自分自身の枠から出て、原則原理や意味といった、外側からの知識を得て次の分析のステップへ進むように促し、「評論家タイプ」には、他者に対する批判ではなく、自分に目を向けて、自分の問題を解決するためにはどうすればいいのかという思考を促し、「仮説好きタイプ」には、「行動あるのみ!」と励まします。それぞれが持つ特徴を否定することなく、どのように活かすかという視点から、働きかけを行います。
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