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会議をファシリテートする メンバー限定
ファシリテーションとは
 
9:体験学習を日々の組織で活かすには
→体験学習とは  →体験学習の4つのサイクル  →ファシリテーターの役割
ファシリテーターの役割
◆抵抗となる4つの懸念を取り払う

体験学習のファシリテーションを組織の中で活かすには、まず、組織の構成員である一人ひとりを尊重することが原点です。ギブという学者は、人には4つの不安・懸念(concern)があると言っています。

〈1〉受容の不安

グループ形式などで行 「私はこの場にいてもいいのだろうか」「受け容れられるだろうか」という不安体験学習で、他者の話を聞いたり、自分の意見やその場で感じていることを話します。学習者自身がトレーニングの場に自らを投げ出し、自己開示することが大切です。

〈2〉データ流動の不安

「こんなことを言ったら笑われるのではないか」「本当は言いたいが、言わない方が事を荒立てないで済むのではないか」等々、自分からデータを表出することに対する不安

〈3〉目標形成の不安

「これは自分たちが本当に望んでいる目標であろうか」「だれがこの目標を決めたのか」「決められた目標に自分自身がコミットできるか」という不安

〈4〉社会的統制の不安

「だれかにさせられている」「人に依存している」という不安、リーダーに対する疑念

以上のような4つの不安・懸念が解消されれば、人は自分らしく生きていくことができ、自己実現や自己成長をすることができます。体験学習の場は、4つの不安・疑念を解消する場でもあります。「こんなことを言える自分がいるのだ」という気づきを得られれば、それを日常に戻っても実践できるでしょう。

ファシリテーターは、そのような気づきのプロセスを拾い上げ、本人にフィードバックするだけでいいのです。その際、本人のために良かれと思い、自分の考えを押しつけてしまわないよう注意が必要です。ファシリテーターから見て、どんなに素晴らしいことでも、本人にとっては、余計なお世話になってしまうことがあります。「美しいでしょう」と他者から差し出された花より、自分で「美しい」と発見した花の方が、本人にとっては美しいのです。


◆体験学習におけるファシリテーターの6つの働きかけ

ファシリテーターの仕事を、体験学習のステップの循環と関連づけてみると、図のように6つの働きかけを挙げることができます。






〈1〉気づき(awareness)の促進

体験したことから、さまざまなデータを拾い出すように促進する。
例)「あなたはその体験の中でどのようなことを感じましたか?」

〈2〉分かち合い(sharing)の促進

体験したことから気づいたデータをお互いに報告し合うように促進する。
例)「自分の気づいたことを、いま伝えられる範囲で伝えてみてください」

〈3〉解釈すること(interpreting)の促進

個人やグループから出てきたデータの意味を明らかにするように促進する。
例)「あなたにとって、それはどのような意味がありますか」

〈4〉一般化すること(generalizing)の促進

そのデータを抽象概念に発展することを促進する
例)「そのことからあなたは何を学びましたか」

〈5〉応用すること(applying)の促進

概念化したものを新しい状況の中で検証するための仮説や、変革するための行動目標を考えることを促進する。
例)「あなたの課題や行動目標にはどのようなことが考えられますか」

〈6〉実行すること(acting)の促進

仮説化したことを実際に試みる場をつくり、実行できるように促進する。
例)「あなたの課題を実行するために必要なことは何ですか」


ファシリテーターは、常に主役が学習者自身であることを忘れてはいけません。ファシリテーション能力を高めていくには、一般に次の5つが重要であるといわれます。

  1. 自分自身を学べ――自分の感受性、信念、心に引っかかること、他者に対する自分のかかわり方について常に観察・洞察し、自分自身を知る
  2. 理論――グループ・ダイナミックス、心理療法などの関連する理論
  3. スキル――介入、コミュニケーション、調整などのスキル
  4. 技術――体験学習で使用するツール、プログラムの順序など
  5. そして、最後に実践あるのみ


組織のなかで、体験学習によるファシリテーションが効果を上げるかどうかは、次の3つの点にかかっています。

  1. 体験から学ぶという意識を全員が持ち、目の前のプロセスから自ら学ぶ。ファシリテーターに依存せず、一人ひとりが自分をファシリテートできること
  2. プログラムの改善に体験学習の方法を活かし、プログラムづくりのスタッフミーティングにも学習者の参加を促す
  3. ファシリテーター自身が、相手に対するかかわり方を内省し、内省から学ぶ「内省的実践家」としてのモデルになる
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