病気は悪いもので、治療する=消し去るべきもの、もともとない方が良いと考えられがちです。しかし、心理的な症状の場合、生き方全体を問い直すSOSであったという場合が珍しくありません。
子どもの不登校から夫婦関係が改善されたり、うつ病になったことによって自分の無理な生き方に気づいたり、今までの生き方に欠けていたものを発見したりします。
カウンセリングは、そういう症状や夢や問題が私たちに何を伝えようとしているのかを探って行くプロセスです。
誰にでも当てはまる決まった答えがすでにあるわけではなく、一人ひとりにとっての意味を個別に問い直していくものなのです。一人ひとりが自分にあった意味を探し発見していく、そういう意味でクリエイティブ(創造的)ともいえます。
良いことがたくさんあるから幸せではなく、苦しみや悲しみを希望に変える力があるからこそ私たちは幸せになれるのです。こころの病気は生き方を見つめ直すチャンス(機会)でもあります。
カウンセリングで大切にしていること
- クライエントの自ら治りたい、治ろうとするこころ、自主性を引き出す工夫をたゆまないこと
- クライエントの本来の姿、輝けるダイヤモンドのような本質を信じること
- 自信と謙虚さ、そのバランスを常に自己に問いかけること
- 抱え込まない、クライエント中心でものごとに対処すること
- クライエントの気持ちがわかったと思ったとき、または知ろうという気持ちが強くなったとき、援助を超え、主導になる恐れがあること
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