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キャリアデザイン
INDEX
1 キャリアデザインを考える
6 キャリアをデザインしよう
2 キャリア発達のプロセス
7 キャリアデザインのフレーム
3 「何になりたいか」よりも『何をしたいか』
7 デザインとドリフトのハーモニー
4 キャリアの主人公
9 キャリア・アンカーとは チェックリスト メンバー限定
5 「生きがい」から『居がい』へ
10 エッセー&コラム
1:キャリアデザインを考える
◆はじめに

「自分の好きなことを仕事にする」ことこそ、私たちに生きるエネルギーを与えてくれるものはありません。『好きな環境で、好きな人たち(あるいは物)と、好きな事をする』これが究極のキャリアにおける幸せと言えましょう。

しかし、現実はそう甘くはありません。好きだ…と思って選んだ仕事でさえ時に辛い思いをしたり、気の進まない仕事をせざるを得ないときもあります。とは言え、最終的に自分の好きな仕事、自分に合ったキャリアを選んだ人は、そうでない人に比べ、辛い状況もさほど苦もなく乗り越えられるものです。というより、それを苦とは捉えず、何事も自分の経験(糧)にしてしまう前向きな姿勢があるのではないでしょうか。また例え仕事に金銭的報酬が伴わなかったとしても、場合によっては、『好きなこと』なら喜んで自分の能力を惜しみなく発揮することでしょう。なぜなら、それを行なうこと自体が楽しいからです。

ある統計によると、自身のキャリアを選ぶ上で、なるべく「成功」する確率が高いものを選ぶことが、自身のモチベーションを保ち続ける上で、とても大切な要因となるそうです。もし選んだ仕事が75%以上の成功率を収めない限り、私たちがその仕事を続けていく上でモチベーションを保ち続けるのは難しいようです。仕事が50%、いわゆる半分成功したとしても、多くの人は、半ば落胆しモチベーションを保ち続けるのが難しくなるというのです。

「成功」の定義は人によりさまざまですが、ここでは「うまくいく」「仕事で良い評価を受ける」「仕事が波に乗る」というように表現するとしましょう。仕事がうまくいくためには、色々な要因が考えられますが、自分の特性や性格を理解し、私たちが本来持っている「強み」を十分に活かし、生涯のキャリアを選ぶというプロセスは、そのような観点から考えると、大変意義深いものとなってきます。つまり、ただやみくもに『好きだ』というだけで仕事を選ぶのは、リスクもそれなりに高くなるということです。『好き』+『α』が必要なのです。

また仕事や人生(キャリア)を長期的な展望に立って考えることも必要です。なぜなら「仕事」は大多数の人にとって、時間的にもエネルギー的にも、人生の多くの部分を占めるからです。


◆キャリアとは

現在、キャリアは「生涯・個人の人生とその生き方そのものと、その表現のしかた」と考えられています。
もちろん仕事はその中の重要な部分を占めているわけですが、あくまで構成する要素であり、キャリアは個人の人生の過程において生涯変化し発達するもの、定年後もキャリアは発達し続けるということです。その為に必要なのが「どう生き、何で自分を表現していくか」という人生の設計図です。これを弊所では「ライフデザイン」といっています。

この世の中に完璧な設計図は存在せず、職場の人間関係、結婚や出産、親の病気や介護、転職などの転機、またその時々の自分の役割を加味し、随時修正しながら設計図の精度を高め、主体的にキャリアを発達させていくことが重要です。

英和辞典を調べてみるとキャリアとは、「一生の仕事としての職業・仕事/経歴・生涯/疾走・全速力」(グローバル英和辞典)と書かれています。疾走というのが、アメリカのキャリアについての一側面を示しているようです。もともと移民国家で、自ら機会を勝ち取っていくしかない社会環境がベースにあり、自発的にキャリアを開発していくのは当たり前、全力疾走しないと厳しい状況なのでしょう。いまの日本もそうなりつつあるといえます。

今までは、“キャリア”というのは会社に言われるがままに、指示されるままに、異動を繰り返し、結果としてキャリアができあがる仕組みでした。しかし、自分のキャリアデザインは自ら考える時代になっています。このような時代になると「転職こそがキャリアアップだ」と、考える人もいますが、必ずしもそうではありません。

初めに、何をやりたいのかを考え、それがたまたま社内で実現できれば、社内でいいし、辞めて転職しないと実現できないならば転職する。そういう時代になってきているのではないでしょうか。

そのときに忘れてならないのは、キャリアデザインを自律的に自分で作り上げるということは、同時に仕事に直接関係ないライフデザインも自分で作っていかなければならなくなるということです。キャリアデザインを自分で考えることも重要ですが、家族を含めたライフデザイン、「どういう暮しをしたいのか」を考えなければなりません。

ライフデザインの中には当然キャリアデザインと重なるところもあります。キャリアデザインとライフデザインの整合性がとれないときに、どちらを優先させてどのように調整するのか…住む場所をどうするのか、親を介護しなければならなくなったときにどう対処するのか、その負荷を軽減させるために、いまから介護保険に入っていくのかなど、さまざまな将来のライフデザインをキャリアデザインと併せて考えていく必要があります。

そのためには「仕事の話は家ではしない」のではなく、ライフデザインを家族と一緒に考えなくてはいけません。キャリアデザインとライフデザインの両立をどう考えるか、家族を巻き込んで作っていくということです。「仕事の話は家族と共有する」時代なのです。

会社からリストラの宣告を受けても、家族に打ち明けられず毎日朝になると家を出て行くという話があります。それは、会社丸抱えの人生を送り、会社にすべてを捧げてきたために、「帰るところ」を失っているということです。いくら会社でひどい目にあっても、かならず味方となり精神的なサポートになってくれるのが「家族」です。キャリアにおける最大のリスクマネジメントは家庭をきちんと帰るところにするということです。「精神的に帰るところ」を持つということがキャリアにおける最高のリスクマネジメントです。
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