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稼ぐ人が備えている7つの「才」
キャメル・ヤマモト氏(「稼ぐ人、安い人、余る人」の著者)は、ビジネス・パーソンを分かりやすく3種類に分けています。
稼ぐ人:務めている会社を辞めても稼ぐことができる実力を持っている人
安い人:単純労働を切り売りする人
余る人:給与に見合わないと見なされて、辞めて欲しいと思われている人
日本の企業は、これまで、この3種類の人を適度なバランスで抱え込んでおくことができました。
しかし、長引く不況でそうも言っておれなくなり、人材のコスト・パフォーマンスに厳しい目を向けるようになった結果、会社が手放したくない「稼ぐ人」、安さに甘んじる「安い人」、居場所がなくなる「余る人」の区分けを強化してきています。
「安い人」は、自分の能力に見合った仕事をしていると納得している可能性がありますが、「余る人」の場合、自分では「稼ぐ人」だと思っていることが多いので、「余る人」だという自覚がないことが多いようです。雇用市場に出てみるとその誤解にすぐ気づきますが、年功序列型の賃金制度がその背景になっていることは、説明するまでもないでしょう。
多くの企業は、「余る人」をいつまでも抱えておけるほどの余裕がなくなっています。「余る人」は、甘んじて「安い人」になるか、自らの力で「稼ぐ人」になるか、二つのうちいずれかを選択するしかありません。(大企業の中高年者の転職は年収が半減するといわれていますが、「安い人」になる選択も、現実を受け入れるという点で、悪い選択とはいえません。それでは納得できないという人は、「稼ぐ人」にチャレンジするしかないのです。)
ヤマモト氏は、著書の中で「稼ぐ人」が備えている条件を7つの「才」と表現しています。
第1の才 「志が高く、明確である」
自分はこれをやりたい、こうなりたいというゴールイメージがはっきりしていることが、第1の条件です。これがはっきりしていない人は、「稼ぐ人」失格だということです。求職面接で、「どんな仕事でもやらせていただきます」というスタンスの人は、この「才」に欠けています。志が高い人は、やりたいことやなりたい姿の実現のために情熱を燃やせる人、がんばれる人、困難にも負けない人であることを示唆しています。
第2の才 「現実を直視する力」
自分にとって都合が悪そうな現実にも真正面から向き合えることが、第2の条件です。リストラの対象になるのは自分かもしれない、自分が担当している大得意先のA社が信用不安に陥るかもしれない、その他不安を感じる状況はいろいろ目の前に現れてきます。こういうとき、直ちにそれを確かめ、それに基づいたアクションをとれる人は、現実直視の「才」を持っている人といえます。つまり、この「才」を持っている人は、問題に対して早目に手を打てる動きの速い人、解決能力の高い人であることを示唆しています。
第3の才 「成果へのインスピレーションがわく」
ゴールイメージと現実とのギャップをどう埋めていくか、解決策のインスピレーションがわくことが、第3の条件です。ある分野の専門家、プロとなれば、その分野のことについては、カンが働きます。ひとつの分野に長く携わっているにも関わらず、カンが働かないような人は、まず見込みがなく、「安い人」に甘んじるしかないでしょう。この「才」を持っている人は、読みが鋭く、先の展開が読めるので、将来予測能力が高い人であることを示唆しています。
第4の才 「失敗しながらやり抜くタフネス」
よく知られた成功のためのキーワード「成功するまでやめない」が、第3の条件です。頭が良すぎる人は、なぜ失敗したかを見事に説明でき、失敗を正当化する傾向があるため、とりかかる前に止めたり、ちょっと失敗しただけで止めてしまいます。新しい試みや独創的なことは、簡単にものになるはずはありません。この「才」は、これまでどれだけ失敗してきたか、そのときどうしたかを振り返ってみれば分かります。失敗を糧にできた人、すなわちこの「才」を持っている人は、負けず嫌いな人、粘り強い人であることを示唆しています。
第5の才 「リードし、リードさせる」
自分の力だけに頼ろうとせず、人をその気にさせ、人を動かせることが、第5の条件です。何でも自分でやらないと気がすまない人、何でも自分の管理下に置かないと気がすまない人は、他人の力を借りるのが下手です。すべての仕事は人と関わりを持っており、他人の力を借りずに成功することはあり得ません。変革期には、ビジョンを示して他人をリードし、その気にさせる力が不可欠になります。この「才」を持っている人は、対人交渉能力、対人説得能力、コミュニケーション能力が高い人であることを示唆しています。
第6の才 「学習が早い」
新しい情報や知識に敏感で、それを素早く自分のものにし、使いこなせることが、第6の条件です。過去の経験や過去の学習だけを頼りに仕事をしている人は論外ですが、こういう人は意外に多くいます。企業内社会主義は、社員の目を内向きにさせてしまうので、外部からの新しい刺激に鈍感になってしまいます。この「才」を持っている人は、徹底的に考えて、考えて、考え抜きます。この「才」を持っている人は、問題意識の高い人であることを示唆しています。
第7の才 「仕事で遊んでいる」
仕事が楽しい、仕事に夢中になってしまうという働き方をしていることが、第7の条件です。仕事を苦痛と感じながらやっているときには、仕事がストレスになってしまいます。苦痛と感じている限り、仕事にはエネルギーが出ません。「仕事の中に遊びがある」という感覚はとても大切です。企業内社会主義には、こういう視点が欠けている可能性があります。この「才」を持っている人は、エネルギーに溢れており、イキイキしています。この「才」を持っている人は、発想が豊かな人、前向きな考え方をする人であることを示唆しています。
自分で考え、自分で感じ、自分で行動し、その結果を自分で検証し、自分で改善していくこと=自律的な人が「稼ぐ人」への道のようです。
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