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メンタルヘルスケアは甘やかしではありません。
職場でメンタルヘルス対策をとることに否定的な意見があります。事実、「職場は病院ではない。甘やかしてはいられない」といった声も時々聞かれます。しかし、これは誤った考え方です。
不安や悩みを持っている人は、緊張感や不安・恐れのために気力も活力も萎えてしまっています。そのため、自分の力で問題を解決しようにも解決する力が湧いてこない状態に置かれています。それを「職場は病院ではない」からと気づかないふりをして放っておくと、その人の症状はますます悪化して、結局は職場の生産性にも影響を及ぼすことになります。
何事も早期発見は早期回復につながります。職場全体の生産性を保つためにも、早期対応は欠かせません。そして何よりも、早い時期に対応することで、本人の問題解決能力を引き出せる可能性があるのです。職場におけるメンタルヘルスケアは、本人を甘やかすことではなく、自己回復を支援していることなのだと考えてください。
◆日常生活の変化に気づく
メンタルヘルスケアの第一歩は、日常生活の変化に気づくことからはじまります。不安や悩みを抱えている人は、行動や言動に変化が現れます。「遅刻や欠勤が多くなった」というような誰もが気づく変化もあれば、「ため息が多くなった」「タバコの本数が増えている」など、普段から関心を持って相手を見ていないと気づかないようなところに変化が現れることもあります。
これらは、不安や悩みを抱えている人が出しているSOSのサインです。周囲がこのようなSOSのサインをできるだけ早く察知し、読みとることが早期対応につながります。
しかし、相手に関心のない人は、その人が多少いつもと違う行動をとったところで、なかなかその変化に気づくものではありません。ですから、日頃から周囲の人に関心を持って接することが大切なのです。毎朝のあいさつや電話連絡のときなども、表情や態度、声のトーンなどに気をつけて、変化を感じる意識を持つように心がけましょう。
◆変化は仕事の成果にも現れる
「いつもと違う変化」は、日常の行動だけでなく、仕事の成果にも現れます。気分がよいときや楽しいときには、頭の回転やからだの動きなどの活動レベルが上がるため、新しい発想もどんどん湧いてきて、仕事の能率も上がります。逆に気分がのらないときには、仕事をするにもおっくう感が強く、ぐずぐずして時間がかかってしまいます。そういう自分に腹が立ち、ミスやエラーをしたり、ちょっとした物忘れをしたり、精神的なゆとりがなくなってしまい、結果として事故につながることがあります。
つまり、仕事の成果にマイナスの変化が現れたとき、その人の感情は不安定な状態であると考えることができます。いつになく仕事の能率が悪い、期日までに仕上がらない、ミスやエラーが多いなどに気づいたら、それは相手からのSOSのサインである可能性があります。こういう時は、いつも以上に相手に注意を向けてください。
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