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うつ病の部下との対応上の注意点
〈1〉叱咤激励しない
うつ状態になっている人を叱咤激励すると、症状を悪化させるだけでなく、自殺に追い込むことにもなりかねません。
〈2〉気分転換といえども無理に何かをやらせない
うつ状態の回復には精神的負荷の軽減が重要です。気分転換になるからといって、飲酒、ゴルフ、旅行などに誘い出すことは精神的負荷となり、症状を悪化させることが少なくありません。
〈3〉飲酒を控えさせる
アルコールは神経の刺激伝達を抑制するため、生理的にうつ状態を悪化させるおそれがあります。うつ状態の人には、飲酒を控えさせてください。また、酒を飲んで憂さを晴らすのがよいからと飲みに連れ出すのは禁物です。無理に連れ出すことで症状が悪化し、飲酒でさらに悪化して、その上、酔った勢いで連れ出した方が説教をはじめたら逆効果です。
〈4〉退職願は慎重に扱う
うつ状態で自信を失い悲観的に考えるようになると、退職を申し出ることもあります。しかし、うつ状態で決断したことは、後で後悔することにもなりかねません。原則として、退職のような人生の上で重大な決断はひとまず保留にし、まず治療を受けさせましょう。
〈5〉休職開始直後の見舞いは慎重に
休職して治療を受けはじめた直後には、安易に見舞いに行くべきではありません。仕事を思い出すことが精神的負荷になりかねませんので、ある程度回復するまで(休職しはじめて2〜3週間)は、やむを得ない場合(本人でなければわからない仕事について聞くなど)を除いて、本人との接触は控えたほうがよいでしょう。
〈6〉休職中に出勤を焦らせる言動は慎む
多くの場合、会社を休んでいることに罪悪感を感じていたり、長く休むと会社での扱いが不利になると考えて早く出勤したいと焦っているものです。たとえあいさつ代わりであっても、「早く職場に出てこいよ」などと出勤を急がせていると受けとられかねない言い方は避けましょう。
〈7〉主治医に会う場合は事前に本人の了解を得る
職場の者が本人の了解なしに主治医に会いに行っても、何も話してくれなかったり、会うことさえ拒否されることもあります。というのは、治療上の秘密を職場の人に漏らしたのではないかと本人に疑われるおそれがあるためです。管理者が主治医と話をしたい場合は、事前に本人から主治医にその旨を伝えてもらうのがよいでしょう。
〈8〉再発の防止と職場への適応を図る
出勤開始後は、社内の健康管理部門や主治医の意見に基づき、必要な就業上の配慮をします。もし本人の勤務状況や言動に変化が見られたり、職場での扱いに困惑する場合は健康管理部門などとの連携のもとに、しかるべき措置をし、再発の防止と職場への適応の促進に務めてください。
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