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Contents
ストレス雑学
ストレスと上手につき合う認知行動学
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家族のためのメンタルヘルス
ストローク“こころの栄養素”
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こころの健康診断
「治すためのメンタルヘルス」から、『予防し高めるためのメンタルヘルス』へ
ストローク"こころの栄養素"
INDEX
1 ストロークとは
6 ストローク経済 富裕の法則
2 ストロークとディスカウント
7 ストローク経済 貧困の法則
3 スーザンという子の話
7 ほめ上手・ほめられ上手
4 劣等感と自信
7 こんなディスカウントをしていませんか
5 よりよい対人関係を築くには チェックリスト メンバー限定
7 エッセー&コラム
4:劣等感と自信
◆劣等感 〔マイナスのストロークやディスカウントをもらうと〕

子供が自分の意識の中に安心感と自信の土台を築けるかどうかは、お母さんが子供に送るメッセージによって決まります。
「やっても、どうせ失敗するわよ」「また間違った、あなたはおっちょこちょいネェ」「ダメな子ネェ」こんなことばかり言われて育つ子は、「自分はダメな人間なんだ」と思い込んでしまいます。

この思い込みが根をおろすと、乱暴したりトラブルを起こすなど、歪んだ形で親の愛情を求める習慣が身についてゆくかもしれません。


図:劣等感

◆自信 〔プラスのストロークをもらえると〕

自分が愛され、認められているという気持ちは、幼い頃からの母親とのふれあいを通じてできるものです。
「あなたは、かわいい私の子よ」「うん、おまえはできるぞ、がんばれ」と、両親から大事にされて育った子は、大人になっても「自分は大丈夫なんだ、やっていける」という健康な自信をもって生きていけるのです。

その自信は、「まわりの人も私を受け入れてくれる」「皆とうまくやっていける」という他人への信頼感にもつながり、将来、主体的、創造的に生きるための基礎になります。
図:自信
長い人生にはさまざまなできごとがあります。
子供たちは、これからいろいろな思いをしながら苦しい時を乗り越えていかなければなりません。そのためのエネルギー源となるのが「自分は大丈夫だ」「やればできる人間なんだ」という安心感と自信なのです。その安心感や自信は親を中心とする周囲からの無条件のストロークにより形成されるのです。
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