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◆我と汝の関係
あなたは、対人関係をうまくやっていくことは、なんとかして他人を怒らせず、また嫌われないようにすることだと考えていないでしょうか。実際に気に入られようとしても、なかなかこちらの思うようにはいかないのが私たちの悩みのタネです。
しかし、ここでは人間関係を全く別の角度で見直してみましょう。人間関係について鋭く洞察した哲学者、マルチン・ブーバーは、基本的に人間関係は次の2つに分けられると指摘しています。
わたし (我)
あなた (汝)
=
2人称の関係
わたし (我)
それ (彼、彼女)
=
3人称の関係
「わたし−あなた」という2人称の関係は、相手を自分と同じ生身の人間としてやりとりする間柄のことです。そこには共感や親密感があり、時には反発し合うことがあっても、イキイキした充実感があります。それに対して、「わたし――それ」という3人称の関係は、相手が目の前にいるにもかかわらず、あたかも灰皿や電卓のようなモノ、つまり自分にとって利用する対象とみているわけで、そこには心の交流はありません。
私たちが他人に接する時は、この2つの関係のいずれかである、とブーバーは言っているのです。たとえば、自分が愛する家族や親しい友人を相手にする時は「わたし−あなた」の関係ですが、スーパーのレジ係に対しては「わたし−それ」の関係をとっているのです。
また、自分は孤独だと思っている人は、結局「わたし−それ」の関係しか人と持つことができず、自分以外の人間をすべて第3者とみていることになります。
ブーバーはさらに、「わたし」自体も、2人称の「あなた」との関係にある時と、3人称の「それ」とある時では異なっていることを強調しています。
「わたし−それ」の場合の「わたし」は、いってみればタコツボのような安全地帯にいます。そして、あたかもテレビをながめるように、相手を観察し、操縦し、利用しようとしているのです。
「わたし−あなた」の「わたし」は、互いに生身なのですから、相手とのやりとりで、素晴らしい共感を得られることもありますが、その一方で相手から傷つけられる恐れもあります。しかし、そのような経緯をへて次第に成長していくのが私たち人間なのです。この2人称の関係こそ真実の関係であり、自分も相手も本来の姿になることができます。2人の間では心の交流が行われ、互いの考え方がちがっていても、そのまま受け入れ合うことができます。
しかし、私たちは毎日の生活を、この真実の関係だけで通しているわけではありません。人により、場合により、「わたし−あなた」の関係と「わたし−それ」の関係とを繰り返しているのが現実です。
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