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(1)「良いストレス」と「悪いストレス」
ストレスとは刺激に対する反応ですから、その反応には、良い反応もあれば、悪い反応もあります。つまり、ストレスには「良いストレス」と「悪いストレス」があるということになります。
「良いストレス(eustress)」とは、例えば、目標、夢、スポーツ、よい人間関係など、自分を奮い立たせてくれたり、勇気づけてくれたり、元気にしてくれたりする刺激とその状態です。
こうした「良いストレス」が少ないと、人生は豊かになりません。このストレスが適当な量でうまくコントロールできている時には、むしろ能率もあがり快適に過ごすことも可能となります。周囲からまったく期待されないような状況では、モチベーションを維持することが困難になります。
前出のセリエ博士は、「ストレスは人生のスパイスである」といっています。適度なストレスは人生に変化を持たせ、生きていく活力を生み出してくれるという意味です。つまり、適度なストレスは人生を楽しくする調味料のようなものなのです。
「悪いストレス(distress)」とは、例えば、過労、悪い人間関係、不安など、自分のからだやこころが苦しくなったり、嫌な気分になったり、やる気をなくしたり、まわりの人に何らかの迷惑を及ぼしてしまうような行動をとったりするような刺激とその状態のことをいいます。あまり過剰な「悪いストレス」は体調を崩し気分を害し、病気になることさえあります。
適度な「良いストレス」を持つようにし、その一方で、「悪いストレス」はできるだけ少なくし、あるいは、何とかそれに対処していくこと(ストレスを解消する、受け止め方を変える、など)が重要です。
「悪いストレス」を「良いストレス」に置き換えて人生の糧にできるようにするために、ストレスをうまくコントロールできる方法を身につけることが大切なのです。
⇒ 「ストレスと上手につき合う認知行動心理学」
⇒ 「ストレス・コントロール」
(2)過少ストレスと過剰ストレス
ストレスをその分量で見分けると、過少ストレス、過剰ストレス、適量ストレスの3種類に分けることができます。
ストレスの多過ぎる過剰ストレスは、多少の例外はあるものの、多くの場合、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、高血圧、糖尿病、心筋梗塞、神経痛などの病気やイライラ、不安、緊張感、混乱などの不快をもたらします。
一方、ストレスが少な過ぎる過少ストレスにも問題があります。毎日、何の緊張もなく、頭やからだを働かせる必要もなしに、ただ漠然と過ごしている過少ストレスの状態は、人のこころやからだを鈍らせてしまいます。過剰なストレスばかりが問題になりますが、過少ストレスも望ましくないのです。
もう少し例を取り上げてみましょう。
例えば、サッカーのようなスポーツを想像してください。もしサッカーで試合という機会がないと、どうなるでしょう。試合という目標があるからこそ練習に熱が入りますし、仲間のアドバイスにも耳を傾け、悪い点を修正しようと努力します。さらに試合での経験や失敗が次の課題や練習のテーマになります。勝ったり、評価されれば、ステップアップとなり、さらに技能が向上します。さらにこれらの機会で親しくできる仲間が増えて人の輪も広がります。練習だけでしたら、明確な目標がないため単調となりやすく、集中力が低下しますし、人間関係の深まりや人の輪も広がりません。
適量なストレス状態では、集中力や注意力が高く、トラブルが起きても冷静に対処できます。プレッシャーのもとでも実力を発揮することができます。
私たちには、過少でも過剰でもない適量なストレスは必要不可欠なのです。
適量なストレスは、私たちの行動を適度に活性化し、快適で張りのある生活を可能にし、心理的、生理的にもっとも効率の高い状態をもたらす良いストレスなのです。
ストレスの量は仕事の能率にも影響します。図のように、ストレスが高すぎても低すぎても生産性は落ちてしまいます。
* i n f o r m a t i o n !
ストレスに関する正しい知識、メンタルヘルス
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