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認知行動心理学の自己学習〔セルフラーニング〕
自動思考とは
コラム集〔こころの柔軟体操〕
認知の歪みに気づくパターン
 
5:自動思考とは
◆認知の三徴

私たちは、日常の中でさまざまな出来事に出会い、その出来事についてさまざまな考えやイメージを持ちます。それらは、何らかの契機があると、それに伴って自動的に、深く考えるまでもなく、自然に、意図せずに、脳裏にふっと浮かぶ思考やイメージであって、しかも、その人にとっては習慣化しているものです。認知行動心理学では、こうした認知を「自動思考」と呼んでいます。

認知行動心理学において問題となる自動思考には、下記のような特徴がみられます。
  1. 理性とか論理の産物ではなく、何の前触れもなく思いつくもの
  2. 不合理で役に立たないもの
  3. 不合理ではあるが、当然のこととして受け入れられてしまうもの
  4. 無批判的に信じ込むと感情や行動の制御ができなくなるもの
落ち込みやすい人が経験する自動思考には、下記のようなものがあります。
「私は人生の落伍者で、性格的に弱くダメな人間だ
「何もかも私が悪いのだ」
「いっそ私などいなくなった方が、みんなも喜ぶだろう」
「何一つとして思ったようにうまく運ばない」
「もうまったく将来に望みがない」
「こんな状態がきっといつまでも続くのだ」
これらの自動思考は、落ち込みやすい人が「自分自身」「自分の世界・自分の体験」「自分の未来」を否定的・悲観的に考えていることを示しています。自己と世界・体験と未来に関するこうした否定的な視点を認知の三徴と呼んでいます。  一般に、落ち込みやすい人の示す否定的な自動思考には、論理的にみて不合理な点が認められます。この論理的な誤りを「認知の歪み」と呼んでいます。

たとえば、「私は人生の落伍者で、性格的に弱くダメな人間だ」という人は、「いくつかの」失敗を額面通りに評価できず、「いつも」自分は失敗すると極端に一般化して考えてしまい、ついには「落伍者」、「性格的に弱くダメな人間」という大ざっぱで、曖昧な、誤ったレッテルを自分に貼ってしまっています。

「いっそ私などいなくなった方が、みんなも喜ぶだろう」と考えるとき、他人の考えをはっきり確かめもしないで、その心を自分勝手に読み取って、結論を急いでしまっています。  「何一つとして思ったようにうまく運ばない」と言うとき、うまく運んだ事柄を無視して、誤った一般化をしてしまい、「何もかも私が悪いのだ」と考える人は、自分がその責任を負う必要のないことにまで責任をかぶるという、行き過ぎた自己関係づけをしているのです。  そして、「もうまったく将来に望みがない」、「こんな状態がきっといつまでも続くのだ」と絶望する人は、自分の苦しい感情を事実と取り違えているのです。

このように、「性格的に」、「何もかも」、「みんな」、「何一つとして」、「まったく」、「いつまでも」という言葉で表現される落ち込みやすい人の自動思考には、過度の一般化、自己関係づけ、恣意的(独断的)推論、感情的論法などの認知の歪みがみられるのです。
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