logomark 個人の輝きと組織の活性化を応援します!
ライフデザイン研究所-LifeDesign Institute-
TOP 各種パンフレット 会社概要[メンタルヘルス EAP] お問い合わせ[メンタルヘルス EAP] 個人情報保護ポリシー[メンタルヘルス EAP] サイトマップ[メンタルヘルス EAP]
経営コンサルティング/組織開発
人材開発/研修セミナー
ストレスチェック [メンタルヘルス]
キャリア & 心理カウンセリング
Member Login
会員企業の方は、こちらよりログインしてください。
ID
PASS
 
⇒パスワード忘れはこちら
⇒新規ご入会案内はこちら
Contents
ストレス雑学
ストレスと上手につき合う認知行動学
ストレスコントロール
うつ病とこころの病気
上司のためのメンタルヘルス
コーチング&ファシリテーション
セクハラ&パワハラ
家族のためのメンタルヘルス
ストローク“こころの栄養素”
キャリアデザイン
F ・・・ フリー
F/M ・・・ 一部メンバー限定
M ・・・ メンバー限定
レ ・・・ チェックもの有
 
こころの健康診断
「治すためのメンタルヘルス」から、『予防し高めるためのメンタルヘルス』へ
上司のためのメンタルヘルス〔ラインによるケア〕
INDEX
メンタルヘルスにおける上司(同僚)の役割
治療から職場復帰
職場不適応対策の実際
上司のためのリスニングスキル
4:上司のためのリスニングスキル
→「聞く」から『聴く』へ    →こころで聴こう   →思いやりは行動で表そう    →受容−相手の自己表現を受け容れる    →受容−コミュニケーションはキャッチボール    →受容−成長を援ける聞き方とは    →共感的理解   →聴くことは自己の人間的成長から    →自他に誠実に聴こう    →聴くことはお互いの成長のはじまり    →職場相談の進め方    →相談場面を設定しよう    →リスニングのポイント〔標語〕
受容−成長を援ける聞き方とは
聞き方の技法というよりも、もう一段深い、聞き手の心の在り方のお話をします。受容的態度と言われるもので、「思いやり・個人尊重の精神」と、ほとんど同じ意味内容のものです。相手の言葉、それはその人の存在表明ですから、それを聞き、頭で理解したことを、こちらの枠を基準にして、賛成したり否定したりせず、比喩的に言えば、「胸を通し、はら肚に納める」という気持ちのことです。

コミュニケーションで受容が特に大切な理由は、受容的な関係の中で、その人の自分自身への見方・思い込み・ストレスの受けとめ方などに変化が生ずるからです。人は、否定的・指示的・暴力的な雰囲気の中では、自己防衛姿勢をとり、成長の変化が起きません。

この変化が起きることによって、自分を見つめ直し、自己を受容し、自力で問題を解決していくようになるのです。このような変化を期待する聞き方が、人を理解し援助するという行為なのです。この目的のための話し合いであれば、相手がメンタルヘルス問題の人であろうと、健全な人であろうと、受容の原則は同じです。

聞き方の中で、この受容が一番難しいでしょう。受容的態度を身につけるには、徹底して自己を知り、その自分を受容するということから始めなければなりません。普段から自分のものの考え方、人間観、パーソナリティ、長所・短所などを承知し、自分では気がつかないところは他人に教えてもらうなどして、己を知り、その自分を受容することです。

また、話し合いの最中であっても、常に変転していく自分の心身状態、心の動きを客観的に把握することが必要です。たとえば、話を聴きながら、「どうもこの人の口調、いやだな」と感じた場合、相手の口調に嫌悪感を持った今の自分を知ることです。そういう自分を、客観的に見ることができないと、相手をあるがままに聴けなくなります。

職場で一緒に仕事をしている間柄であれば、話し相手について、ある程度の情報や知見を持っているのが普通です。それが役に立つこともありますが、逆に受容の妨げになる場合もあります。それは、自分が相手をよく知っているつもりになってしまうからです。よく「色眼鏡で人を見る」というように、先入観や固定観念を持って話を聞くと、正確に聞くことができないばかりか、受容もできがたいものなのです。話し合いに臨んで、自分はこの人について、こういう見方をしているという自覚が、己を知っていることになるのです。

このような頭脳の働きは、誰にでもできるのですが、次から次へと湧き上がってくるさまざまな思考・感情、雑念などにとらわれると、ついそちらに意識が奪われ、目の前の相手を聴くことがおろそかになり、受容もできなくなります。

したがって、時々刻々移り変わる自己の動きを知り、雑念は浮かぶまま、消え去るままにしてこだわらず、相手を受容することは、かなり至難の業です。
 
BACK UP NEXT

* i n f o r m a t i o n !
  メンタル不調者への対応法、リスニングスキルなどを学びたい方は、
  お気軽に「ライフデザイン研究所」にお尋ねください。
→→→
i n f o r m a t i o n ! *

Copyright© 2000 LifeDesign Institute. All rights reserved.