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こころの健康診断
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上司のためのメンタルヘルス〔ラインによるケア〕
INDEX
メンタルヘルスにおける上司(同僚)の役割
治療から職場復帰
職場不適応対策の実際
上司のためのリスニングスキル
4:上司のためのリスニングスキル
→「聞く」から『聴く』へ    →こころで聴こう   →思いやりは行動で表そう    →受容−相手の自己表現を受け容れる    →受容−コミュニケーションはキャッチボール    →受容−成長を援ける聞き方とは    →共感的理解   →聴くことは自己の人間的成長から    →自他に誠実に聴こう    →聴くことはお互いの成長のはじまり    →職場相談の進め方    →相談場面を設定しよう    →リスニングのポイント〔標語〕
聴くことはお互いの成長のはじまり
◆聴くことは相互理解の第一歩

あまり、聴くことの重要性を強調し過ぎると、中には、ただ黙って相手の話を聞いていればよいのだとか、相談事のような場合、聞くだけでは相手から信用されないのではないか、などと誤解する人が出てくるかもしれません。しかし、この大切さを強調するのは、現代の日本社会では、会話の中で、「聴く」という行為が非常に少なく、そのために起きる問題があまりにも多いからです。

しかし「聴く」ことは、あくまでも相互理解のための第一歩なのです。相手を知り、そして自分のことも相手にわかってもらう目的で聴くのです。

管理者の中には、「部下と本当のコミュニケーションを持つと、管理職の立場が守れなくなるのでは」と思う方がいらっしゃいます。しかし実際には、そういうことはありません。まず部下のことをよく聴いて、理解しようと努力し、そのあとで、自分の責任・負担・苦労など、立場の大変さを部下に話し、相互理解を図るほうが、むしろ協力を得られるようになります。


◆応答することが大切

コミュニケーションとは、通常の場合は、相互理解が第一目的ですから、どちらかが一方的に聞くのは、不公平というものです。傾聴とは一言も言いたいことを言ってはならない、と誤解して、我慢に我慢を重ねると、フラストレーションがたかまって、それこそ聞き手のメンタルヘルスを悪くします。そしていつかはストレスが爆発して、聞き手が、突然猛烈にしゃべりだし、二人が同時に話しだして、コミュニケーションにならないという現象もよく見られます。

相手の話を受け止め、理解しようとする聞き方と、自分が受容・理解したことの応答とを、適切にすることが必要です。そうしないと、話した方も聞き手が、自分のことをどのように受け止め、理解してくれたかわからず不安になり、一言も答えてくれなければ、不満を感ずるでしょう。

このようにコミュニケーションとは聴くことと、応答することの二つの行為で成り立つのです。この応答の重要性も、ほとんど理解されていません。

聴いてからの第二の目的である、こちら側も理解してもらうため、自分の意見なり気持ちなどを自己表現することです。もちろん実際には、このような順序であるとは限りません。先に話してから聴いてもよし、聴いてから話すもよしで、そのときの状況や二人の関係によります。

どちらが先に相手を聴き、その後で自分を表現するかは、両者の心理的安定度によります。一般の場合は、肉体的・精神的・社会的にゆとりのある方が、まず聞き手になるのが原則です。ですから、公式・非公式に、リスナーという役割で話し合うときは、ゆとりを持って臨むように、自己をコントロールする必要があります。

以上のように、聴くことは相手が自分のことだけでなく、聞き手のことも理解し、相互理解という関係の中で、次の段階に進む……それは問題解決のために、新しい知恵を共同で働かすことであったり、お互いの人間性の成長の始まりになることの第一段階なのです。
 
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