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Contents
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上司のためのメンタルヘルス
コーチング&ファシリテーション
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M ・・・ メンバー限定
レ ・・・ チェックもの有
 
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コーチング&ファシリテーション
INDEX
コーチングとは
体験学習を日々の組織で活かすには
コーチング・スキル メンバー限定
ファシリテーターはプロセスに関わる人
GROWモデル メンバー限定
ファシリテーターは脇役
コーチング事例集 メンバー限定
ファシリテーターの行動基準
コーチング・フレーズ集 メンバー限定
ファシリテーターの心得7ヵ条
コーチング質問集:オープンクエッション メンバー限定
会議とは メンバー限定
コーチング質問集:設問 メンバー限定
会議をファシリテートする メンバー限定
ファシリテーションとは
 
3:GROWモデル
→GROWモデルとは  →GROWモデルのサイクル  →ケーススタディ:Goal〔目標の明確化〕  →SMARTな目標の合意  →ケーススタディ:Reality〔現実の把握〕  →ケーススタディ:Resource〔資源の発見〕  →ケーススタディ:Options〔選択肢の発見〕  →ケーススタディ:Will〔目標達成の意思〕
ケーススタディ:Options〔選択肢の発見〕
◆悪い例
 
「当時の上司が現在大阪支店の次長になったFさんでね、とことん鍛えられたんだよ。脱落していった社員もいたけどね。負けてたまるかって歯を食いしばってやったものだよ。まあ、君ね、そのくらいやって経験を積んで力をつけていくことが大事なんだよ、営業は」
「・・・はい」
「なんだよ、元気ないぞ。そんなことじゃ駄目だよ」
「昨年は自分でも目いっぱいやったという感じなので、これ以上何をやればいいのか・・・。ときどき自分には営業が向いていないんじゃないかと思うこともあります」
「弱肉強食の世界で甘えたことを言っているなよ。それにね、誰でも一度はそう思うものさ。だけどね、それを乗り越えて一流になっていくんだ。このままでは駄目だと思ったところから努力が始まるんだろう。甘いんだよ、君は。しっかりしろよ。君は営業チームの後輩の育成にも関わってもらわなくてはいけない立場なんだぞ。それとも君は営業チームリーダーを外されたいのか?」
「え、そんなことはありません。・・・あの営業チームの件ですが、どうやって部下と関わっていったらいいか、チームリーダーたちと話してみるとみんな結構悩んでいますよ」
「今までよりも大きな責任を取るわけだから、意識もやり方も変えなくちゃならないさ。話を聞いてやることも大事だが、ある程度厳しく接しないとチームの業績は上がらないぞ」
「後輩には接しやすいんですよ。ですが、営業チームには私よりもベテランの人がいます。どうも苦手なんですよね」
「もちろん社歴は先輩になる人だから、多少は気を遣う必要がなるだろうな。苦手意識を克服するためには、まずは仕事と割り切ることだよ。役職という立場から話をするんだ」
「はい・・・。分かってはいるのですが、なにせ相手のあることですので」
「案ずるより産むが易し、と言うだろう。とにかく、やってみるしかないだろう。そんなことに悩んでいるようでは、いつまでたっても営業チーム全体の成果は上がらないぞ。せっかくチームリーダーに抜擢されたんだからね、結果で答えてくれないと」
「はい、分かりました」
「よし、今年度の目標についてはこれでいいかな」
「はい、頑張ります」(そう言いながらも顔色が冴えないMさん)


◆コーチング例
 
「昨年は自分でも目いっぱいやったという感じなので、これ以上何をやればいいのか・・・。ときどき自分には営業が向いていないんじゃないかと思うこともあります」
「自信を失っているみたいに見えるよ」(いったん受け取るY課長)
「ええ、・・・そうでもないですけど。特に営業チームをどうやって動かしていったらいいのか、ちょっと不安がありますね」
「君には自分の課題を解決するだけの力は充分あると、私は思っているよ。今までのやり方に加えて、他にどんなやり方を取り入れたらいいと思う?」
「それが分かれば苦労しないですよ、課長」
「そうか。・・・もしもだよ、君のような課題を抱えている部下がいたら、君ならばどんなアドバイスをする?」
「そういうのって考えたこともなかったですね。・・・そうですね、・・・チームミーティングをもっと効果的にできないかとか、メンバーもそれぞれ個性が違うのだから、相手に合わせてコミュニケーションを変えてみたらどうか、なんて言うかもしれないですね。ハハハ・・・」
「なるほど、チームミーティングをもっと効果的にとは、具体的にはどうすることなんだ?」
「少なくとも、月曜日の朝などにはそれぞれの計画を話し合ったり、情報交換ができるような短時間のミーティングをやったらどうかと、ふと思ったんですが。でも、みんな忙しがっていて、集まってくれるかどうか・・・」
「まずは、できるかどうかは脇に置いておこう。チームミーティングに関して他に何が考えられる?」
「・・・いやぁ、ちょっと思い浮かびません」
「それじゃぁ、私の経験を話してもいいかな?」
「はい、お願いします」
「係長だった頃、工夫したことなんだが、自分の部下たちと営業会議でね、毎回司会進行役を決めて取り仕切らせたんだよ。そうしたら意識を持ってやるし、うまくいった事例も話したいものだから頑張ってくれた部下が出てきたんだよ」
「それ、いいですね」
「そうかい。今の事例だが、君ならば自分のチームにどのように応用できるかな?」


◆選択肢を発見するための質問

自分のアイデアを伝えるときには、「私の経験を話してもいいかな?」と、Mさんが聞く耳を持つようにさせました。相手に耳を傾けようとする態度を作らせることは大切なことです。Y課長のアイデアをそのまま鵜呑みにさせないで、Mさんの自分で考える選択肢の1つに加えさせようとしています。

「いつもはどういう方法でやっていますか?」
「これまでに一番うまくいったのは、どういう方法ですか?」
「他に新しいやり方はないでしょうか?」
「ライバルが使っている方法はありませんか?」
「そのためにどんな方法があるか、10通りリストアップしてみましょう」
「どの方法が一番しっくりきましたか?」
「一番、安上がりな方法はありませんか?」
「所要時間を短くする方法はありませんか?」
「一番、効果の大きいのはどの方法ですか?」
「選択肢について、メリットとデメリットの表を作ってみませんか?」
「何かひとひねりしてみようと思う部分はありませんか?」
「逆の発想をしてみることはできませんか?」
「これとこれを組み合わせるという方法はありませんか?」
「例えば、〜してみるという方法はあり得ますか?」
「〜と聞いて、パッと思いついたことはありませんか?」
〔PHP研究所「通信講座」を一部改変〕
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