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パワハラはいきなり行われるのではなく、段階を踏んでエスカレートしていく傾向があります。
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第一段階 |
最初は仕事上のミスを指摘したり、なんとなく肌が合わない、コミュニケーションがうまくとれない、といった小さなことから始まります。この段階はどこの職場にもあることで、パワハラとはいえません。
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第二段階 |
同じことを何度も指摘するといった「繰り返し」があらわれると、パワハラの始まりです。また直接の業務内容ではなく、「あいさつができない」「口のききかたが悪い」といった「態度」を攻撃するようになり、その攻撃の仕方が、たった今のその態度ではなく、「お前はいつもそうなんだ」「まったく何をやらせてもダメなやつだ」「だいたいお前は」といった、「いつも」「どこでも」という注意の仕方に変わってきます。
また、過重な労働や高度すぎる仕事を与えたり、反対に誰でもできる雑用ばかりをやらせたり、存在自体を無視する、といったことが始まります。
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第三段階 |
本人が直そうとしても直せないこと、たとえば出身や学歴、身内のことなどを非難するようになります。また、その人の「行動」を注意するのではなく、「お前の性格が悪いんだ」という非難の仕方が始まります。仕事を与えず、無能扱いしたり、「俺の言うことを聞けないのなら、今すぐ会社を辞めろ」「ノルマが達成できないのなら、窓から飛び下りて死ね!」といった脅迫や暴力も出始めます。こうなれば、完全なパワハラです。
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第四段階 |
被害者に心身の不調があらわれはじめます。仕事が手につかなくなるので、ますます無能のレッテルを貼られ、辞職を強要されたり実際に解雇されたりといったことも起こります。ここまで来るともう修復不可能の段階といえます。
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ミスの指摘
コミュニケーションのずれ
肌が合わない…… |
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繰り返しミスを指摘
態度を注意
不適切な仕事の割り当て
少しずつ無視…… |
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性格や経歴まで非難する
無能扱い
繰り返しの叱責
脅迫、暴力 |
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〔「上司と部下の深いみぞ」を一部改変〕
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