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ストレスと上手につき合う認知行動心理学
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自動思考に挑戦するコラム
認知行動心理学とは
自動思考に代わる考えに気づくポイント
視野を広げよう
認知行動心理学の自己学習〔セルフラーニング〕
自動思考とは
コラム集〔こころの柔軟体操〕
認知の歪みに気づくパターン
 
11:コラム集〔こころの柔軟体操〕
→スランプの正体  →自分の“症状”を“診断”しよう  →スランプ症状を知る  →変化を取り入れ、気分を一新しよう  →自信をつけよう  →自信を取り戻そう  →こころに弾みをつけよう  →こころにメリハリをつけよう  →マイナスイメージを一掃しよう  →頭の息抜きをしよう  →自分の良い点を見つけよう  →スランプ体質を改善しよう
変化を取り入れ、気分を一新しよう

◆座る場所を変えてみよう

「環境を変える」ことがいかに大切かは、スランプ状態の人の行動記録を見るとわかります。悩んでいるときというのは、たいてい同じ場所に座って同じことを考えているものなのです。たとえば自分の部屋で、いつものようにベッドに腰掛けます。すると視界に入ってくるのは、いつもと同じ本棚、並んでいるのも同じ本ばかり。このような環境では、悩むのを止めてほかのことを考えようと思っても難しく、マイナス面ばかりが、頭の中で堂々めぐりしてしまいます。環境を変えることには、悩みが堂々めぐりする“スランプ思考”を断ち切る効果があるのです。

引っ越しは、環境を変えるためのかなり思い切った方法ですが、ちょっとした工夫でもっと簡単に同様の効果をあげることもできます。たとえば、部屋に新しいポスターを貼って目先を変えるだけでもいいのです。あるいは、座る場所をいつものベッドの端から床の上に移し、視界に入るものを、机から窓の外へと変えれば、違う発想も出てくるでしょう。ほかにも、花瓶を買って花を飾る、本棚の本を並べ替える、照明器具を変える…など、このようなちょっとした変化が、いつもと違うことに目を向けるきっかけとなり、“スランプ思考”を断ち切る糸口になるのです。


◆発想に行き詰まったら場所を変えてみよう

仕事で行き詰まったビジネスマンが、会社で仕事をするのは、自分の机と決まっているでしょうが、できることなら場所を変えてみましょう。事情が許すなら、会社の会議室、外回りのついでに近くの喫茶店などを利用するのもいいでしょう。適当な場所がないなら、他人まかせにしていたコピー取りを自分でやってみるなど、社内を動き回るのも効果があります。それまで行き詰まっていた思考の突破口を見出す可能性が高くなります。

どのような仕事でも、発想の転換を求められるときが必ずあります。それがうまくいかないときに、私たちはスランプになりやすいのです。とりあえずいつもと違う場所で、自分をとりまく環境が変わったという意識を持つだけで、いままで停滞していた気分に変化を与えられます。「よし、やってみよう」「きっとできる」と、気持ちが前向きになり、スランプ脱出の糸口が見えてきます。

発想が行き詰まったら、オフィスのビルから屋外に出てみます。昼休みに、オフィス近くの公園を歩くだけでもいいのです。そこでは、否応なく動くものが目に入ります。それが刺激になって、発想の転換をもたらしてくれることも期待できるのです。


◆いつもと違う通勤路を通ってみよう

身についた生活習慣は、両刃の剣のようなものです。仕事が絶好調のときは、生活習慣がすべてプラスに働いてくれますが、逆にスランプになったときには、マイナスの作用をもたらしかねません。毎朝、決まった時間に起きて、決まった時間に家を出る。駅までの道筋は決まっているので、周囲の風景や道行く人々の姿も変わりがない。プラットホームで立つ位置も決まっているから、ここでも毎日同じ顔ぶれに会うことになります。必然的に出社する時の気分も、毎日同じようなものになりがちです。

調子がいいときは、こういう規則的な習慣が生活にリズムを与え、気持ちにも安定感をもたらします。ところがスランプに陥ったときのこのような生活習慣は、落ち込んだこころをさらに落ち込ませ、好転させる障害になります。
 仕事でスランプを感じ、会社で会う上司や仕事のことを考えると、つい足取りが重くなるといったとき、通勤路を変えてみてはどうでしょうか。家を出たら、多少遠回りになっても、いままでとは違った道筋を通ります。いつもと違う商店街、ふだん見ることのない公園、いつもはすれ違うことのない小学生たち…。道筋が変われば、目に映る風景も、まったく違うものとなります。

プラットホームで立つ位置も、意識的に変えてみます。いつもとまったく違った顔ぶれです。その車両は、案外すいているかもしれません。ときには、定期を使わずに行く方法を考えてみます。会社の駅より一駅前で降りて歩いてみるのもいいでしょう。数ブロック歩いただけでも、最近話題のあの会社はこのビルにあったのか、こんなところに定食屋があった…と、意外な発見があるかもしれません。

いつもは出会えない光景を見ながら出社するというのは、落ち込んだこころに新鮮な刺激を与えてくれます。嫌だ、嫌だと思いながら通っていた会社への道ですが、さまざまな発見や驚きで、そのようなことを考えている暇もないうちに、会社へ着いてしまうでしょう。新しい刺激を受けてから、会社で自分の机に座ったときは、いつもと違った、新鮮な気分になっているでしょう。落ち込んだ気分を明るくするためにこころのマンネリを追放することも、スランプ脱出の“妙薬”なのです。


◆30分早く家を出てみよう

悩みで頭の中が堂々めぐりをしたり、落ち込んでいるとき、生活パターンを変えるのは、頭を切り替えるのに役立ちます。生活時間を変えてみるのも、同様の効果があります。

仕事で全国をあちこちと飛び回る機会の多い、ある経営者は、夜だけでなく、昼と夕方、合わせて3回眠るのだといいます。この3回の睡眠が、新鮮なアイデアと活力の源だそうですが、この経営者のマネをして、昼寝などで生活リズムをいつもと違ったものにしてみてはどうでしょう。昼寝をする分、いつもより夜更かしして、今までとは違った生活を送ってみるのもいいでしょう。

逆に、前の晩を早めに寝て、いつもより30分早く出社してみます。まだ誰も来る気配のないオフィスに1人で座っていると、今までとはまったく違った部屋に見えてくるものです。そこで、会社のこと、仕事のこと、上司のことなどを考えてみると、いままでとは違った発想が浮かぶかもしれません。

あるいは早く家を出た分、喫茶店でゆっくりコーヒーを飲んだり、いつもは家で食べている朝食を、駅前の立ち食いそば屋ですませるという手もあります。

要は生活のマンネリ化を防ぐことで、こころのマンネリも追放するというわけです。それが落ちこんだ気持ちに、新しい風を送ってくれるのです。




◆新聞休刊日をつくってみよう

考えてみると、普段の生活で、とくに意識していないのに習慣化していることは多いものです。朝、新聞を読むというのもその一つです。スランプで落ち込んでいる気分を変えるために、ときには新聞を読まないで出社してみるのはどうでしょう。

ビジネスマンなら、新聞を読まないデメリットも多いかもしれませんが、スランプで仕事がはかどらないなら、思い切ってしばらくこういう生活をしてみるのもいいのではないでしょうか。こだわりから開放されて、頭の中がリフレッシュされるはずです。新聞を読む以上のメリットが発見できるかもしれません。

雑誌なども、たいていいつも、同じものを読んでいるでしょう。たまには電車の吊り広告を見たりして、別のものを選んでみてはどうでしょう。自分が興味のない分野の専門誌を読んでみるのもいいでしょう。若い男性なら、主婦向けの雑誌などを読んでみるのも、いままでにない世界をのぞけて、気分も変わってくるでしょう。読者の投書コーナーで、さまざまな人の考えに目を通し、さまざまな生活ぶりに思いをはせてみるのもいいでしょう。

ふだん読んでいるものとは、まったく異質の情報が出ているので必ず戸惑いますが、それが刺激となって、違う風が頭の中に吹いてくるでしょう。“スランプ思考”に陥り、同じ考えばかりが頭に浮かぶ人に、いろいろな情報を得るための手段として、ぜひおすすめします。
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